ソニーは7月16日、ビジネスユースに最適なノートPC「VAIO typeBZ VGN-BZAANS」を発表した。8月9日にVAIO OWNER・MADEのみで販売され、価格は14万3300円からとなる。
type BZは、A4ビジネスノート「type B」を踏襲しつつ、新たにスタイリッシュなデザインをまとったモデル。ビジネスをサポートする機能を強化し、パフォーマンスアップを果たしている。日常業務でPCを頻繁に使用するプロフェッショナルユーザー向けに、さまざまなビジネスシーンでの使いやすさを徹底的に追求。安心して使えるビジネス向け大画面ノートとなっている。
デザインはスタイリッシュなだけではなく使いやすさも追求している。天板と底面に剛性に優れたマグネシウム合金を採用。手になじみやすい粉末塗装を施している。側面には、ディスプレイが開けやすく、インジケータの見やすい多面デザインを用いている。端子の視認性も高くなっている。液晶は2種類の15.4型ワイドを採用。ノーマル液晶タイプは、解像度が1,280×800、カメラは搭載/非搭載が選べる。クリアブラックLE液晶タイプは1,440×900の解像度で、バックライトがLEDでカメラ付きとなる。フロント部分の厚さは前モデル(type BX)の37.8mmから26.9mmへ、バック部分は40.5mmから37.7mmへと薄型化した。それでいてバッテリ駆動時間は4時間から5.5時間へとアップ。重量は3.0kgから約2.6kg(クリアブラックEL液晶搭載時)、約2.7kg(ノーマル液晶搭載時)となった。ACアダプタの小型化も行われた。
日常のオフィスワーク、車での営業活動、カバンに入れて出張など、ビジネスシーンを想定した堅牢性試験を実施。防滴試験、ディスプレイ開閉試験、衝撃試験、一点加圧試験などを行っている。機能面では指紋認証を搭載。セキュリティだけでなく、電源ONからログインまでさまざまな操作に対応。スリープ・休止状態からの復帰、スクリーンセーバーからの復帰、ユーザーデータの暗号化保存、パスワードバンクも指紋認証を使用して操作できる。IT管理者向けのアクセスコントロール機能を持ち、USBやPCカードからのデータ書き込みを禁止することが可能。TPMセキュリティチップを内蔵しておりハードディスクを盗まれても情報がガードできる。パワーオン、HDD、Windowsログインと3重のパスワードでガードしているのだ。さらに、粉体塗装、LED LCD、水銀フリー、バッテリーいたわり充電モードなど環境への配慮も忘れていない。
インタフェースでは、ビジネスユーザ向けに必要なPCカードスロットを搭載、ビジネスでよく使うUSBポートは3基装備、高速通信が可能なGiga bit Ethernetに対応。データの持ち運びが容易になるようメモリースティック/SDカードスロットを備え、より広い拡張性を可能にするためiLinkに対応している。また、プレゼンテーションボタン、消音ボタンなど、ビジネスに便利なショートカットボタンを搭載している。
また、オリジナルソフトとして、プロジェクターで写らない領域を活用してメモを取ったり別の資料を見たりできる「VAIO プレゼンテーションユーティリティ」を持つ。キーボードは約2.5mmのストロークと約19mmのキーピッチを採用。ウォーターレジスト構造を採用し、30CCまでの液体をプール。液体がPC内部に達する時間を遅らせられる。
VAIO・OWNER・MADEモデル選択可能スペック
OS | Windows Vista Business SP1 |
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液晶 | 15.4型WXGA+対応(1440×900)[クリアブラックLE液晶]/15.4型WXGA対応(1280×800) |
CPU | Core 2 Duo T9600(2.80GHz)/T9600(2.53GHz)/P8600(2.4GHz)/P8400(2.26GHz) |
メモリ | 4GB(2GB×2)/2GB(2GB×1)/1GB(1GB×1) |
HDD | 約250GB(5400rpm)/約200GB(7200rpm)/約200GB(5400rpm)/約160GB(5400rpm)/80GB(5400rpm) |
ドライブ | DVDスーパーマルチ |
無線LAN | IEEEa/b/g/n/ |
オプション | 指紋認証、TPM、Felica、Acrobat、ATOK、Photo Shop Elements |
Office | Office Professional/Personal+PowerPoint/Personal/なし |