東芝は、容量400GBの2.5型HDDドライブ「MK4058GSX」および、容量320GBで7200回転/分の2.5型ドライブ「MK3254GSY」を発表した。量産開始時期は、MK4058GSXが9月、MK3254GSYが8月の予定。この2台のドライブは、7月22日より開催される「DISKCON JAPAN」にも展示される予定。

5400rpm、400GBの2.5型HDD「MK4058GSX」

MK4058GSXは厚さ9.5mmの2.5型HDDドライブ。2プラッタで容量400GBを実現しており、同社製品のなかでは最も記録密度の高い製品とされる。その記録密度は477Mbit/平方ミリとされ、磁気ヘッドやディスク磁性層の改善でこれを実現したとのこと。また、シーク音を従来モデル(MK3252GSX)と比べ2dB低減したとされるほか、エネルギー消費効率も従来モデル比で20%改善。そのほかの仕様は、インタフェースがSATA 2.6(3Gbps)、回転数が5400rpm、バッファ容量は8MB、動作音は25dBなど。RoHS指令への適合のほか、ハロゲンフリーも同社2.5型HDD製品として初めて実現している。

MK3254GSYは7200rpmで高速タイプの2.5型HDDドライブ。従来の高速モデル(MK2049GSY:200GB)と比べ最大320GBに大容量化したモデルとなる。また、内部転送レートを約14%高め、大容量データの高速処理が可能になったとされるほか、エネルギー消費効率も従来モデル比で37%改善している。そのほかの仕様は、厚さが9.5mm、プラッタが2枚、ヘッドが4本、インタフェースがSATA 2.6(3Gbps)、バッファ容量が16MBなど。また、耐衝撃性能を高めるフリーフォールセンサー機能をオプションで搭載することも可能とされる。スペック表によれば、耐衝撃性能は動作時300G、非動作時900G、耐振動性能は動作時1G、非動作時5G。ラインアップは320GBのほかに250GB、160GB、120GB、80GBが用意される。なお、160GB以下のモデルは1プラッタ仕様。内部転送レートは、320GB、160GB、80GBの3モデルが1,020Mbit/s。