レノボ・ジャパンは16日、ThinkPadファミリーの新シリーズ「ThinkPad SLシリーズ」として、中小規模企業・SOHO向けの14.1型ワイドWXGA+液晶搭載ノートパソコン「ThinkPad SL400」、および15.4型ワイドWXGA+液晶搭載ノートパソコン「ThinkPad SL500」を発表した。価格はそれぞれ13万6,500円から、14万1,750円から。いずれも発売日は7月16日。

あわせて同日、モバイル・ワークステーションの新シリーズ「ThinkPad Wシリーズ」として、ThinkPadファミリーのフラッグシップモデルとなる15.4型ワイドWUXGA(1,920×1,280ドット)液晶搭載ノートパソコン「ThinkPad W500」も発表した。価格は36万円前後。発売は8月6日の予定だ。

中小規模企業・SOHO向けA4ノート「ThinkPad SLシリーズ」

ThinkPad SL400

ThinkPad SL500

ThinkPad SLシリーズは、Lenovo 3000シリーズの後継となるシリーズで、ThinkPadブランドの堅牢性や信頼性、耐久性、パフォーマンスなどを踏襲しているという。また、デザイン面も大きく変更し、Lenovo 3000シリーズではシルバーだったトップカバーの色は、光沢がある黒になった。さらに、ハードディスクを保護するアクティブ・プロテクション・システムやHDMI出力端子を標準搭載、指紋センサー搭載モデルも用意する。

ThinkPad SL400 274326Jの仕様は、CPUがIntel Core 2 Duo P8600(2.40GHz)、メモリが2GB(1GB×2)、グラフィックス機能はチップセット内蔵のIntel GMA X4500HD。ハードディスクは160GB容量の5,400回転HDD、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。その他の機能は、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth、指紋センサー、内蔵Webカメラなど。OSはWindows Vista Business。価格は15万2,250円。

ThinkPad SL500 274626Jの仕様は、CPUがIntel Core 2 Duo P8600(2.40GHz)、メモリが2GB(1GB×2)、グラフィックス機能はチップセット内蔵のIntel GMA X4500HD。ハードディスクは160GB容量の5,400回転HDD、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。その他の機能は、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth、指紋センサー、内蔵Webカメラなど。OSはWindows Vista Business。価格は15万7,500円。

モバイル・ワークステーション「ThinkPad W500」

ThinkPad W500

ThinkPad W500は、モバイル・ワークステーション「ThinkPad T61p」の後継機種にあたり、ThinkPadファミリーの新たなフラッグシップモデルと位置づけられる製品だ。広大な作業領域を提供するWUXGA(1920×1280ドット)ディスプレイを備えるほか、外付けモニターでの高解像度表示を可能とするディスプレイ・ポートも搭載する。

専用/内蔵グラフィックモードのマニュアル切り替えを可能とすることで、バッテリーライフの延長を実現したことに加え、最新のふくろう羽ファン構造を採用した空冷方法によって表面温度を低く保持し、動作時のファンノイズを削減している。堅牢性を高めるマグネシウム・ロールケージも搭載。また、ワイヤレスLAN(MIMO)、WiMAX、ワイヤレスUSBなど幅広いワイヤレス機能をサポートするほか、SSD搭載モデルやBlu-ray Disc搭載モデルもラインナップする。

なお、ThinkPad W500について、その他の仕様詳細などは8月6日に追加発表が行われる予定だ。