カシオ計算機は15日、室内の生活環境の状態を4種類のアイコンで表示する機能を搭載した壁掛けタイプの電波クロック「IDL-200NJ」を発表した。発売は7月31日を予定しており、価格は1万1,550円。

IDL-200NJ

表示されるのは、「風邪引き注意」「カビ・ダニ注意」「熱中症注意」「快適」の4種類のアイコン。内蔵した温湿度センサーの計測データから室内環境の状態を分析するというもので、同社が財団法人日本気象協会と共同開発した機能だという。低温・乾燥の場合に「風邪引き注意」、多湿の場合に「カビ・ダニ注意」などのアイコンが点灯し、過度の状態になった際には各アイコンが点滅する。

また、現在と前日の同時刻の温湿度とその差、今日と前日の最高/最低温湿度を表示。15分間隔で現在の温湿度と30分前の温湿度を比較し、温度で0.5度以上、湿度で2%以上の変化があった場合に上昇/下降マークを表示するといった機能も搭載されている。同社ではこれらの機能を、日々の健康管理やエアコンの温度調節などの生活シーンに役立てられるとしている。

主な仕様としては、受信電波が福島局(40kHz)と九州局(60kHz)で自動受信/手動受信に対応。自動選局機能も備える。電池は時計用のR6P×2、常時点灯ライト用のLR14×2で作動し、サイズ/質量は126(H)×373(W)×46(D)mm/1,100g。