MacのAqua環境にネイティブ対応した「OpenOffice.org 3.0」のβ第2版が公開

オープンソースのオフィススイート最新開発版「OpenOffice.org 3.0 Beta 2 (Build BEB300_m3)」が公開された。動作環境はWindowsとLinux、Solaris SPARC / x86と、Intel製CPUを搭載したMac OS X。英語版パッケージのほか、日本語やドイツ語など各種言語に対応したローカライズ版、およびランゲージパックが別途配布されている。

今回のリリースでは、Beta 1の公開以降に確認された不具合を修正。データベース機能「Base」が改良、テーブルビュー使用時におけるレコードの追加 / 削除が容易になった。ワープロ機能の「Writer」では、Windows版にかぎり、MS-Accessのデータベースファイル (.mdb) を文書に含めることが可能になった。

バージョン3.0で正式サポートされるMac OS X / Aquaについても、描画機能などにおける不具合を修正。ただし、Command + SPACEの押下による入力プログラムの変更ができない問題など、いくつかの不具合が報告されている。

OpenOffice.org 3.0は、2008年9月が予定される正式リリースに向け開発中。開発者向けのWikiサイトによれば、7月下旬にはCVSブランチ (CWS) における変更が反映され、8月上旬にリリース候補版を公開する予定とのこと。