犬も走ればメダルに当たる? ペットOKのプラハマラソンに参加

チェコでは毎年、ペットと一緒に参加できる「プラハマラソン」が行われます。ヴルタバ川にそってカレル橋、旧市街広場などの観光名所を通るフルマラソンですが、せっかくの観光名所をフルマラソンだけに使うのは、もったいないということで、同じコースを一般市民にも解放して参加できるのが　ファミリーマラソン4キロコース。このファミリーマラソンは車いすであっても、ベビーカーに乗る赤ちゃんであっても、だれもが参加できます。そしてペットにやさしい国チェコなのでもちろんペットも参加OKです。

我が家も犬とともに参加しましたので、その模様をご報告いたしましょう。犬も参加するとの旨を受付で話すと、参加者全員にゼッケンが渡されます。もちろん犬の分ももらえます。走っている間はリードを付けることが条件です。

スタート地点にいってみると、ゼッケンをつけた犬があっちにもこっちにも……! なお、犬にゼッケンをつけるために、Tシャツを着せたり、ハーネスなどに工夫しないといけません。ちなみに、我が家はTシャツを着せました。

犬の体の色に合わせて家族全員お揃いのTシャツで参加する家族、子供のお目付役? として子供達と一緒に走る犬……。チャイニーズクレッセンドを連れ、このままショッピングに出かけてしまえそうな女性。つまり、「とにかくだれでも参加OK」ということです。

4キロの道のりはあっという間でしたが、一度も休むことなく走り続け、完走したら全員に完走金メダルをもらいました。そして旗を手渡され、今度はフルマラソンを応援することにしました。

マラソンコースの沿道を応援の旗を振りながら歩いていくと次に待っているのはプラハビールマラソン。「犬も参加OKよー」といわれてそのままビアレストランへ直行。自慢げに完走メダルをつけたまま店に入ると、すでにビアマラソンの参加者から「おめでとう! 」の声があっちからも、こっちからもかかります。ビアマラソンはマラソンコース内にあるビアガーデンや居酒屋を時間内にビールを飲んで歩かなければなりません。我が家は1軒によっただけで、棄権。愛犬のブルートにはソーセージのご褒美です。