新エンジンの搭載で、オーブン時の庫内温度上昇スピードがアップした「ER-F400」

東芝ホームアプライアンスは14日、「石釜オーブンレンジ」シリーズの新モデル「ER-F400」「ER-F350」を発表した。発売は9月1日で、価格はオープン。推定市場価格は、ER-F400が10万円前後、ER-F350が8万円前後。

ER-F400/350は、庫内容量32Lのスチームオーブンレンジで、石釜オーブン調理、過熱水蒸気調理、過熱水蒸気と石釜オーブンをミックスしたハイブリッド石釜調理、レンジ過熱が可能である。新モデルの最大の特徴となっているのが、新たに開発された高出力ヒーター(従来比で熱量が約36%アップ)と、新形状の送風ファン(従来よりも風量が約38%アップ)を組み合わせた「石釜トルネードエンジン」の採用(ER-F400のみ)。オーブン機能の使用時に庫内温度が200°Cにまで上がるのに、従来は約8分かかっていたが、ER-F400では5分で到達する。また、300°Cに達するには、従来は30分かかっていたが、ER-F400では17分へと短縮。高速な庫内温度の上昇により、食材の表面をかりっと焼き上げ、うまみを中に閉じ込めることが可能だ。なお、オーブン使用時の最高温度は350°C(ER-F350は320°Cまで)。

また、ER-F400/350とも、過熱水蒸気用には「1200Wハイパワースチームヒーター」を搭載。最高400°Cを実現した(ER-F350は350°Cまで)。スチームの供給量も毎分24mlに増加。蒸し器と同レベルの水蒸気量となったことで、蒸しコースの時間も短縮された。高温だけでなく、35°C~95°Cの「適温スチーム機能」や、刺身などの解凍に効果的な「スチーム生解凍」機能も搭載されている。従来の解凍機能は、マイクロ波が角部分に集中して刺身などの解凍などを解凍すると、角部分だけが煮えてしまうということがあった。スチーム生解凍は、約35°Cのスチームで解凍を行うというもので、均一な解凍が可能となる。