米Seagate Technologyは14日、3.5インチSerial ATA HDD「Barracuda 7200.11」シリーズに、1.5TB容量の新モデルを追加投入すると発表した。あわせて、最大500GB容量の2.5インチSerial ATA HDD「Momentus 5400.6」および「Momentus 7200.4」シリーズも発表した。出荷は、Barracuda 7200.11シリーズの1.5TBモデルが8月、Momentusシリーズが2008年第4四半期より開始される予定だ。

「Barracuda 7200.11」

同社のデスクトップパソコン向けHDDの第11世代目となるBarracuda 7200.11シリーズは、部材、および専門性の高い生産技術により、デスクトップパソコン、ワークステーション、RAID、ゲーム、およびUSB/FireWire/eSATA対応の外付けストレージなど、企業から家庭向けまで幅広い用途に適した製品とされる。垂直磁気記録(PMR)技術を採用した4枚のプラッターで従来の最大容量1TBを大きく上回る1.5TB容量を実現し、120MB/秒の連続データレートによる迅速なアクセスを利用できる。160GBから1.5TBまでのモデルがあり、キャッシュは16MB、または32MBを選択可能だ。

「Momentus 5400.6」

5,400回転のMomentus 5400.6では、8MBキャッシュを備えた120GBから500GBまでのモデルを用意。7,200回転のMomentus 7200.4では、16MBキャッシュを備えた250GBから500GBまでのモデルが用意されている。ともに非稼動時1,000Gs、稼動時300Gsまで耐えられる耐性をもち、手荒い取り扱いや振動などの影響を受けやすい機器にとって理想的な仕様となっているほか、「G-Force Protection」という、高さ約20cm、0.3秒間までの自由落下を検知するテクノロジーを搭載し、万一ノートPCが落下した際の衝撃によるHDDの損傷とデータ損失のリスクを大幅に軽減するとしている。