ビックカメラ有楽町店をぐるりと取り囲むほどの行列となった。1番目の整理券を受け取った予約希望者は前日の19時から並んだという |
ソフトバンクモバイルは29日、ビックカメラ有楽町店において、同日正午より発売される「iPhone 3G」の全国一斉発売記念セレモニーを開催した。店舗入り口付近に設置された特設ブースで行われ、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏、タレントの上戸彩さんらが主席した。
午前10時30分を前にして、ビックカメラ有楽町店には、店舗をぐるりと取り囲むほどのiPhone 3G購入希望者の行列になっており、正確な人数は発表しないとのことであったが、10時30分の段階で200人以上が並んでいた。
販売受付を始めるのに先立って、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏が会場に駆けつけた。孫社長は「携帯業界の新しい歴史の1日が始まったと感じております。ひとりでも多くの方に、この感動と興奮を提供できればいいなと思っています」とあいさつ。iPhone 3Gについて、携帯電話というよりもPCに近い端末と評し、「インターネットもサクサク見られるし、ゲームも興奮するラインナップが揃っている。一度触りはじめると、1日があっというまに過ぎてしまう。楽しくてしょうがない」とコメントした。
続いて、ソフトバンクのテレビCMに出演するタレントの上戸彩さんが登場し、孫氏を交えてトークセッションを行った。上戸さんは、iPhone 3Gについて「私もすごく欲しいです。たくさんの人にどうにかして手に入らないかと言われています」とコメント。孫氏が自身のスケジュール見せると、「スゴイ! 刻んでありますよ。時間が」と驚きの様子を見せた。
正午12時のカウントダウンセレモニーを前に、ビックカメラ代表取締役社長の宮島宏幸氏、ソフトバンクモバイル 代表取締役副社長兼COOの宮内謙氏が登壇した。宮島社長は、「ビックカメラ各店でiPhone 3Gを用意していましたが、10時過ぎの段階ですべて完売しました。久々の大型商品の投入にワクワクしています」と語った。宮内副社長は、iPhone 3GのGPS機能を利用して、ビックカメラ有楽町店の航空写真を表示したほか、タッチパネルの軽快な動作や、3Gネットワークを利用した高速かつ快適なインターネットを提供できるとし、「皆様に新しい次元のサービスを提供していきたい」とiPhone 3Gをアピールした。