ASUSTeKは、都内にてEee PCシリーズ新モデル「Eee PC 901-X」の発表会を開催した。Eee PC 901-Xの発売は7月12日よりスタートし、価格は59,800円前後(オープン)となる見込み。
日本地域Eee PC担当アカウント・マネージャーのリンダ・シェー氏は、Eee PC 901-Xについて「初代Eee PCの便利さはそのままに更にパワーアップ」した製品と紹介した。スペック面では、液晶サイズを7型ワイドから8.9型ワイドに、解像度も800×600ドットから1024×600ドットに、SSDは4GBから4GB+8GB(計12GB)に、CPUはAtomプロセッサ N207(1.60GHz)に、そのほかメモリ搭載量や無線インタフェースも強化されている。
Atomプロセッサを掲げるインテル マーケティング本部IAクライアント プロダクト・マーケティング部長 ヒテシュ G・メータ氏 |
無線LANが初代モデルの802.11b/gからn対応へとパワーアップし、新たにBluetoothも搭載する。ウェブカメラは130万画素にアップ |
これに加え、日本で販売されるパッケージは標準で6セル大容量バッテリーを搭載。CPU周波数や電圧などの省電力設定を行う「Super Hybrid Engine」を合わせ、駆動時間は最大8.3時間とされている。このほか、2色のカラーバリエーションにそれぞれ合わせてオリジナルUSBマウスも付属する。
標準で付属するバッテリーは大容量な6セルタイプ。重さは1.1kgとなってしまったが、約8.3時間の長時間駆動が可能に |
CPUの駆動周波数や電圧を調節し省電力を図るというSuper Hybrid Engineを搭載。中央のAuto Power-Savingというアイコンは実際にこの機能をオンにした際のもの |
ソフトウェア面ではオフィスソフト「StarSuite8」やDVD再生ソフト「WinDVD」などがバンドルされるほか、Windows Liveを標準インストール。また、ASUSが提供する20GBのオンラインストレージ「Eee Storage」が利用可能だ。
XPでも利用できるWindows Liveを標準搭載。クライアントソフトとオンラインサービスと合わせて基本的なアプリケーションは無料で利用できる |
SSDは低発熱、省電力、衝撃に強いといったメリットがあるが、HDDと比べ容量の少なさがネック。これを解決するオンラインストレージを用意 |
製品の保証は、本体が購入から1年、バッテリーが購入から6カ月、液晶パネルに関しては購入から30日間のZBDサービスが初代に引き続き提供される。ZBDサービスは液晶ディスプレイのドット欠けが存在した場合に期日内であれば無償でパネルを交換するサービス。
衝撃や振動に強いSSDを搭載したEee PCならスポーツシーンでも |
マウンテンバイクのハンドルバー部分に自作? のマウンタでEee PC 901-Xを装着していた。WWANと組み合わせればナビにも!? |
Eee PC 901-X | |
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カラーバリエーション | パールホワイト/ファインエボニー |
OS | Windows XP Home Edition SP3 |
CPU | Intel Atom N270(1.60GHz:HyperThreading対応) |
メモリ | 1GB(SO-DIMMスロット×1:最大2GB) |
液晶パネル | 8.9型ワイド(1024×600ドット) |
ストレージ | SSD 4GB+12GB/オンラインストレージ 20GB |
LAN | 100BASE-TX/10BASE-T |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth Ver.2.0+EDR |
キーボード | 84キー日本語 |
ポインティングデバイス | タッチパッド |
インタフェース | D-Sub15ピン、USB2.0×3、SDHC/SD/MMCカードリーダー、オーディオ入出力 |
その他 | 130万画素ウェブカメラ |
バッテリー駆動時間 | 約8.3時間 |
サイズ | 225(W)×175.5(D)×22.7~39(H)mm |
質量 | 約1.1kg |