東京アートクロスは7月10日、現代アートの「観る」「知る」「買う」「つながる」のすべてを一つのサイトで提供する初の総合ポータブルサイト「東京アートクロス」のサービスを開始した。アートの経験値が違っても、アート初心者から目利きのコレクターまで幅広い人々が楽しむことができるよう、情報サービスや作品販売サービスなどを提供しているという。
近年では世界中で現代アートへの注目が高まり、日本人作家も世界に雄飛している一方で、現代アートを楽しむ人は限られているという現状だ。同サイトは、幅広いユーザーにアートを「知る」「触れる」「語る」「買う」といった機会を提供。「ここにくれば、アートの何かがある」というような、アートが行き交う場をつくり、人とアートをつなぐことをを目指している。
大きな特長は4つ。(1)世界のアート情報をリアルタイムでキャッチ(2)国内若手作家・展覧会のサクセスストーリーに感動(3)気に入ったアート作品をワンクリックでお手軽購入(4)お気に入りの作家・展覧会のクチコミ情報交換できること。具体的には、情報配信サービスとして、国内外の現代アートの作家・作品・展覧会などに関する最新情報をタイムリーに配信する。また、サイト上でユーザー同士が語る場を提供する。「アート発掘隊員」が会社帰りや休みの日を充実させてくれるおすすめのアート情報を紹介するイベント情報サービスもある。
作品販売サービスも目玉で、国内外の有名アーティストの作品を中心に、おすすめ作品をラインナップ。購入受付から決済、発送までを一元管理し、より簡単に、より早く作品を手に入れることができる。種類別・作家別などのほか価格帯でも検索可能。同社も「自宅にいながらギャラリーや美術館で鑑賞するように、ゆっくり作品を選ぶことができます」とPRしている。