エイチ・アイ・エス(以下、H.I.S.)は9日、2008年夏休みの海外旅行動向についてまとめたものを発表した。同調査は、H.I.S.の海外ツアーと海外航空券の予約状況から推計したもので、対象期間は7月19日~9月30日となる。
人気の渡航先は、以下の表の通り。欧米をはじめ、グアムやバリなどの南国リゾート、香港やソウルなどアジア方面などがランクインしている。
人気予約渡航先(2008年6月30日現在)
順位 | 7月19日~9月30日出発総合 | 2007年順位 |
---|---|---|
1位 | ホノルル | 3位 |
2位 | グアム | 2位 |
3位 | ソウル | 1位 |
4位 | バンコク | 4位 |
5位 | バリ島 | 8位 |
6位 | 香港 | 7位 |
7位 | 台北 | 6位 |
8位 | ロサンゼルス | 9位 |
9位 | ロンドン | 11位 |
10位 | パリ | 12位 |
調査結果によると、夏休みということもあって、ハワイやグアムなど、ビーチが主役となる旅行が高い支持を得ていることがうかがえる。また1位のホノルル、グアム、ソウルとおなじみとなった旅行地が続き、2007年度に人気が高かった渡航先が引き続き好調だといえる。
方面別では、アジア方面の伸びが著しく、対前年同日比121%となっている。特にマカオは直行便の本数の増加や燃油サーチャージ代の負担が軽減できることから昨年の3倍に迫る勢いだとしている。
また、燃油サーチャージの高騰の問題などを残しつつも、ロンドンやパリなどのヨーロッパ方面やアメリカなども前年並みの予約状況となった。これは、長期休みでしか旅行できないという理由が背景にあると考えられる。その他の長距離の旅行先としては、南アフリカ(対昨年同日比180%)、クロアチア(対昨年同日比130%)など「一度は行きたい」と思わせるような旅行先に人気が高まっている。