8月2日に開幕する夏の高校野球の熱戦を伝える番組『第90回全国高校野球選手権記念大会』(朝日放送・テレビ朝日系)の発表会見が7日、大阪・朝日放送で行われ、"熱闘! 高校野球ナビゲーター"を務める小泉孝太郎、キャスターの長島三奈、統一テーマソングを担当するスペシャルユニット・福耳のメンバーが出席した。

前列左から、COIL、長島三奈、小泉孝太郎、元ちとせ、秦基博
後列左から、常田真太郎(スキマスイッチ)、MICRON'STUFF

「甲子園は子どものころからの夢でした!」と感激の小泉

小泉は、地方大会の情報を送る『速報! 甲子園への道』(7月22日~27日放送)でキャスターを担当するほか、甲子園球場で行われる全国大会中継(8月2日~18日放送)、試合の模様をダイジェストで伝える『熱闘甲子園』にも出演し、今夏の高校野球の"顔"として活躍する。実は、小泉自身もかつては甲子園を目指す元・高校球児だったというだけに、「甲子園は僕にとっても聖地。そこに足を踏み入れるのは、ドラマやバラエティーの仕事とはまったく違う緊張感があります。今年、高校球児たちがどんな戦いぶりを見せてくれるのかと思うと、今から泣きそうです(笑)」と思い入れも人一倍。高校野球の魅力について「何が起こるかわからないのが野球の醍醐味。勝ちたいという気持ちを前面に出してプレーする、選手のひたむきな姿に心打たれます」と話しながら、「高校野球が大好きなみなさんと一緒に、今年の大会を盛り上げていきたい」と今回の大役に意気込んでいた。

さらに会見では、小泉の甲子園出場をかけた"最後の夏"の振り返る一幕も。「高校3年の地方大会のときに腰を痛めまして、ベンチには入れず、応援する側に回ってたんですが、残念ながら僕の学校は地方大会の1回戦で負けた。その後、チームメイトと地元の中華料理屋さんに行って、無口な感じで定食を食べたのを覚えてます(笑)。あぁ、これで青春が終わったんだなーというなんともいえない感じはありましたね」と無念の思い出を明かした小泉は、「あー、今からでも甲子園に出られるのなら出たい! バッターボックスに立ちたいです!」と元・高校球児のあくなき執念? を口にしていた。

「小泉さんはさわやか! マイナスイオンが出てます(笑)」という長島の発言に、小泉は照れ笑い

そんな小泉と先日、甲子園球場で高校野球のCMスポットを撮影したという長島三奈は「さりげなくボールを持つシーンで、小泉さんは自然にボールの縫い目に指をかけていた。さすが元・高校球児です(笑)」と裏話を披露。『熱闘甲子園』のキャスターを務める長島は、今年で10回目の出演となるが「10年前に取材していた選手が社会人になったり、メジャーリーガーになったり、お父さんになったり。野球をきっかけに知り合った選手たちの、野球を通しての生き方を見られた幸せな10年でした。今年も、今年にしか出会えない選手たちに話を聞いて、その思いを伝えていきたい」と話していた。

また、統一テーマソング『夏はこれからだ!』を歌う、総勢16名のアーティストによるスペシャルユニット・福耳からは、元ちとせ、スキマスイッチの常田真太郎、泰基博、MICRON'STUFF、COILが会見に駆けつけた。

「選手のみなさんの熱い思いを少しでも支える歌になれば」と元

元・野球少年の秦は「心は甲子園でいっぱい!」と感無量

リトルリーグのチームで野球に熱中していたという秦は「僕自身、野球少年だったこともあって、高校野球は毎年楽しみ。涙を流した試合のシーンを思い出しながらテーマ曲を歌いました。今、僕の心は甲子園でいっぱいです(笑)」と、小泉同様に思い入れたっぷりのコメントを。元は、10年前に福耳が結成された当時からのメンバーである杏子、山崎まさよし、スガシカオのレコーディングでの様子を「甲子園のテーマ曲だということで、甲子園の思い出を年代別にしゃべって盛り上がっておりました(笑)」と明かし、2006年の同大会のテーマ曲を担当していたスキマスイッチの常田は「自分が関わった年の大会は、試合を見るのにも格別に気持ちが入りました。今年もそうなると思います。僕にはもともと"オタク心"があるので(笑)、選手のデータなども片手に大会を楽しみたい」と今夏の熱戦に期待を寄せていた。

なお、大会中継および関連番組の放送スケジュールや詳細、大会の情報などは公式サイトを参照。