東芝ホームアプライアンスは7日、IH圧力保温釜「真空圧力炊き」シリーズの新モデルを発表した。価格はオープン。
「RC-10/18VGB」「RC-10/18VSB」「RC-10/18VWB」は、昨年8月に発売された「RC-10/18VSA」「RC-10/18VMA」の後継モデル。「真空圧力炊き」シリーズは、ネオジウムマグネットを使用した真空ポンプをDSPで制御することで、炊飯前の「浸し」から、炊飯後の「保温」までの全工程で、内釜内の圧力をコントロールするハイエンド炊飯器。
新モデルでは、真空ポンプを従来の1機から2機へ増やした「W真空αエンジン」を採用している(VGB/VSB)。このW真空αエンジンの搭載により、内釜内は、最大で0.55気圧までの減圧が可能となったうえ(従来の真空αエンジンIIでは0.6気圧まで)、炊飯後、内釜の中に上記が溜まっている状態でも減圧が可能となっている。
内釜内の気圧が下げられたことで、浸し工程は、従来よりも低温で行われる。温度が低い状態で浸しを行うと、米の表面の糊化が進行しないため、米の表面のハリ、つや、などがアップするとのことだ。
また、炊きあがりの15分後に真空状態にすることで、余分な水分を除去。しゃもじでほぐしたのと同じような効果を与える「ダブル真空仕上げ」機能も新たに搭載されている。
保温は、内釜内を減圧し低酸素状態で行われる。白米の場合、昨年モデルと同様に、40時間の保温が可能。また、業界で初めて、玄米や雑穀米の保温にも対応した。
VGB/VSB/VWBのおもな違いは、VGBが0.55~1.4圧力コントロールであるのに対し、VSBは0.55気圧~1.2気圧、VWBは0.6~1.2気圧となっている点。さらに、内釜も、VGBでは、外面に、強磁性のボロンが採用されているなど、モデルによって、異なる素材が使用されている。
発売日と推定価格 | ||||
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種類 | 型名 | 炊飯容量 | 発売日 | 推定小売価格 |
圧力IH圧力保温釜 | RC-10VGB | 1.0L | 9月1日 | 12万円前後 |
RC-18VGB | 1.8L | 9月1日 | 12万5000円前後 | |
RC-10VSB | 1.0L | 9月1日 | 8万5000円前後 | |
RC-18VSB | 1.8L | 9月1日 | 9万円前後 | |
RC-10VWB | 1.0L | 8月1日 | 6万5000円前後 | |
RC-18VWB | 1.8L | 8月1日 | 7万円前後 | |
IH保温釜 | RC-10VZB | 1.0L | 8月1日 | 4万5000円前後 |
RC-10VZB | 1.8L | 8月1日 | 5万円前後 |