BlackBerry 8707h

NTTドコモは、スマートフォン「BlackBerry」を個人でも利用できるサービス「ブラックベリーインターネットサービス」を8月1日から提供する。あわせて、インターネット受付窓口などを通じて「BlackBerry 8707h」の販売を開始する。

BlackBerry端末でインターネットサービスプロバイダーのメール利用やWeb閲覧が可能となるサービスで、月額利用料は3,045円だが、利用時には別途FOMAの基本料金やパケット料金などが必要となる。iモードには対応していないが、BlackBerry 1台につきひとつのメールアドレス(XXXX@docomo.blackberry.com)が利用可能となる。あわせて、一般のインターネットプロバイダーのメールアドレスが最大10個まで利用可能で、メールの自動受信にも対応する。

BlackBerry専用のパケット割引サービスとして「ブラックベリーデータ通信パック」が9月1日より提供される。月額定額料1,680円で8万パケットまで利用可能となり、8万パケットを超えた分は1パケット0.0525円の従量課金となる。なお、Biz・ホーダイを含む各種パケット定額サービスには対応しない。

ブラックベリー利用時のイメージ

また、ブラックベリーインターネットサービスと、現在提供中の法人向けサービス「BlackBerryネットワークサービス」が同時に利用可能なサービス「ブラックベリーデュアルサービス」も9月1日から提供開始となる。月額利用料金3,570円で、こちらも別途FOMA基本料金やパケット料金などが必要となる。なお、BlackBerryネットワークサービスは8月1日以降「ブラックベリーエンタープライズサービス」にサービス名称を変更する。

ドコモでは利用料金イメージとして、ブラックベリーインターネットサービスは月額6,615円から、BlackBerryネットワークサービスでは月額7,140円から利用可能としている(それぞれブラックベリーデータ通信パックを含む)。

同社はこれまでも法人向けに「BlackBerry」を提供してきたが、専用サーバーの設置などのシステム構築が必要といった理由で、個人や中小企業が利用することは難しかった。しかし、今回のサービスではシステムをドコモが提供することで、個人や中小企業でもBlackBerryを利用しやすい環境を整えた。

(紫緑龍化/K-MAX)