富士急ハイランドは、園内で1、2の人気を争うアトラクションであるお化け屋敷「戦慄迷宮4.0」を期間限定の特別バージョンとして7月19日にリニューアルオープンさせる。タイトルは「戦慄迷宮4.0 ナナシ ノ シタイ」。今夏、富士山の麓に新たな恐怖の歴史が作られることになる。

「戦慄迷宮4.0」の正面玄関。居の雰囲気でさえ恐怖に慄く?

「戦慄迷宮4.0 ナナシ ノ シタイ」のロゴ

今回のリニューアルでは、舞台となる慈急総合病院をめぐるストーリー、映像による恐怖が見られるプレショー、いくつもの恐怖部屋を通るルートが変更されることになる。また、新恐怖部屋「解剖待ち死体保管室」が新たに登場。焼け焦げた部屋と数々の死体の中を通り抜けるという新たな恐怖がゲストを待ち受ける。さらに、呪いの言葉が書かれていると言われる"あるモノ"を持って出なければならないという新感覚の恐怖を体験できるのも同アトラクションの見どころだ。

新設される恐怖部屋「解剖待ち死体保管室」のイメージ

ストーリーは、今から30 年ほど前に遡る。当時、舞台となる慈急総合病院に原因不明の病が発生した。「謎の病に覆われた病院」というレッテルが貼られることを恐れた院長は、その出来事を闇に葬ろうと画策。そんなある日、院長が院内の全員を「解剖待ち死体保管室」に集め、施錠したまま部屋ごと火にかけ、全員を焼死させた。病に倒れた者はもちろん、そうでない者までも証拠隠滅のため焼き殺したのだ。死体は全員黒こげになってしまったため、見分けが全くつかなかった。その後、院長は逮捕され、病院も潰れたが、建物は廃墟となって残っている様子。そこには多くの怨霊が院内を彷徨っているとか……。そう、おそらく「ナナシ ノ シタイ」の亡霊たちなのだ。廃墟の病院に近付かないことが身のためだが、どうしても入られる方々は、充分に気をつけて入るように…。 きっと暑くなるであろう今年の夏に、同アトラクションで身の毛もよだつ"涼しさ"を同アトラクションで感じてみてはどうだろう。身の危険は承知の上で……。