映画『スター・ウォーズ』日本公開30周年を記念したイベント「スター・ウォーズ・セレブレーションジャパン」が19日より千葉・幕張メッセで開催する。これに先駆けて1日、イベントPRのため、ダース・ベイダーが"来日"。東京・千代田霞ヶ関郵便局を"侵略"し、一日郵便局長に就任した。

郵便局を"侵略"したダース・ベイダー一行と谷口隆義総務副大臣

2m近くある大柄のダース・ベイダー。「暑くないですか?」という問いは野暮ってものだろう。たすきのサイズが合ってなくても任務に支障はない!

午後12時の東京・霞ヶ関。平和で穏やかな雰囲気の郵便局に、全身黒ずくめの大柄なマスク男が突如現れた。そう、我らがダース・ベイダーである。テーマ曲「インペリアル・マーチ」が流れる中、銀河帝国軍の歩兵・ストームトルーパーを引き連れて悠然と登場したベイダーは、"空気を読める"のか、真っ直ぐに報道陣の集まるステージへ。

そこで、同郵便局の高田拓局長から「一日郵便局長」と書かれたたすきがかけられ、"ベイダー郵便局長"が誕生した。会場には谷口総務副大臣も駆けつけ「30周年おめでとうございます。こんな侵略なら大歓迎ですよ(笑)」と、冗談を交えて挨拶。会場からは笑い声が起こり、なんとも、ほんわかしたイベントに。が、そこはベイダー。すべてを推し量ったように表情一つ変えず、直立不動のまま。「皆まで言うな」と言わんばかりの佇まいで会場は一種独特な空気となった。その後も"ベイダー局長"は、暑中見舞い用ハガキ「かもめ~る」のPRなどつつがなく郵便業務をこなし、"侵略"は大成功を収めた。

郵便ポストとダース・ベイダー。これはなかなかシュールな絵

郵便業務を終え、控室ならぬ司令部に戻っていくベイダー。"空気を読めない"記者の一人がイベントの感想を求めるもベイダーは「……」。期待通りの反応だ

ベイダーやストームトルーパーの後を、のろのろとR2-D2が追いかけていく。置いてけぼりをくらったようだ

この日、ベイダーは同郵便局のほか、コンビニエンスストアのファミリーマートと東京・渋谷スペイン坂にあるTOKYO-FMのスタジオを"侵略"予定。スタジオではベイダーのラジオ生出演が実現するという。

ダース・ベイダーも登場するイベント「スター・ウォーズ・セレブレーション・ジャパン」は7月19~21日の期間で千葉・幕張メッセで開催。ファン必見のスター・ウォーズ関連コンテンツの展示や、グッズ販売などさまざまな企画が展開される。スペシャルゲストも出演予定だ。

また、7月13、14日にはWOWOWでスター・ウォーズの関連ドキュメンタリー番組も放送される。詳しくはこちらを参照。