7月5日に公開されるウォシャウスキー兄弟最新作『スピード・レーサー』のジャパンプレミアが東京ドームで行われた。この日集った観客は約2万人。上映前前に主演のエミール・ハーシュと、ミスター武者役の真田広之が舞台挨拶に登壇し、作品の見どころを語った。

今回、東京ドームに設えられたスクリーンは縦17.5×横40メートルで、なんとフットサルのピッチとほぼ同サイズ

本作『スピード・レーサー』はアニメ『マッハ GoGoGo』が原作となっていることは周知の事実。真田は「子供のころから原作が大好きで毎週かかさず見ていて、その作品が映画化されると聞き非常に興味を持っていました。そして、まさか自分がその作品に参加できることとなり、今日プレミアを迎えることができてとても興奮しています」とにこやかに語った。

マッハ号の前で観客に手を振るエミール・ハーシュ(左)と真田広之

『マトリックス』シリーズなどで知られるウォシャウスキー兄弟作品だけに、本作では非常に独特な映像世界が繰り広げられる。ハーシュが撮影中、いちばん苦労した点はマッハ号に乗るシーンだったという。「車には実際に乗らず、機械的に動くシートに座って撮影したのですが、とにかく動きまわるので気分が悪くならないようにするのが大変でした」。

息の合った掛け合いを見せた2人

最後、「原作を見て育った方も、そうでない方も、どの世代でも楽しんでいただける作品になっていると思います」と真田はアピール。ハーシュも「とにかく最初から最後まで楽しめる作品です。素晴らしい夜を過ごしてください!」と力強くコメントし、舞台を後にした。

『スピード・レーサー』は7月5日(土)、サロンパス ルーブル丸の内ほか全国ロードショー。

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写真:石井健