女子フィギュアスケート選手の"ミキティ"こと安藤美姫が30日、都内で開催されたロシアの人形アニメーション映画『チェブラーシカ』の試写会にてトークショーを行った。

安藤美姫(左)とチェブラーシカ。「映画では人形を少しずつ動かして撮影しているので、そのぎこちない動きがたまらないんです」(安藤)

ロシアで国民的キャラクターだと言われるチェブラーシカは「日本でいうところのドラえもんです!」(安藤)

『チェブラーシカ』は、世界の優れたアニメーションを紹介する「三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー」の最新作。オレンジの木箱に閉じ込められて遠い南の国からやってきた正体不明の小さないきもの「チェブラーシカ」が繰り広げる愛くるしいストーリーは、本国・ロシアでは1969年に公開されて以来、国民的人気を誇っている。監督は『ミトン』(2003年)で知られるロマン・カチャーノフ。手間ひまかけて作られたキャラクターのかわいらしさだけではなく都会の孤独や自然破壊の問題をベースにし、社会風刺に富んだ内容も話題の作品だ。

大会などで何度もロシアを訪れるうちにチェブラーシカの大ファンになったという安藤は、「チェブラーシカは、かわいい! の一言です。心ときめくキャラクターに出会えていつも癒されています」とコメント。スヌーピー好きで知られる安藤だが、最近ではファンからのプレゼントもチェブラーシカグッズが多いと言い、「ぬいぐるみやマグカップなどをたくさんいただいて、家中チェブラーシカだらけになっています(笑)」とにっこり。また、上映作品を見た感想を問われると「人を思いやる気持ちや仲間の大切さを感じさせてくれる作品です。たくさんの人にチェブラーシカのファンになってもらいたいです」としっかり"チェブファン"の1人として映画の魅力をアピールしていた。

安藤の私物であるチェブラーシカ枕も披露

北京五輪のロシア選手団公式マスコットには、この"赤チェブ"が採用されている


公式アルバム『ヤ・チェブラーシカ~僕はチェブラーシカ~』も8月に販売される

会場では「ロシア語を覚えるために、まずはロシア語の歌を練習しました」と話す安藤が、リクエストに答えて『チェブラーシカ』の歌をロシア語で披露する一幕もあった。「こんなところで歌うと思っていなかったから恥ずかしい!」としきりに照れていた安藤だが、歌の内容を問われ「実は、歌詞の意味はよくわからないんです (笑)」と発言し、集まった報道陣を笑わせていた。


『チェブラーシカ』全四話完全<デジタルリマスター>版は7月19日(土)よりシネマ・アンジェリカほかにて全国ロードショー。