2週連続で新世代GPUの登場となった秋葉原。先週の「GeForce GTX 280」と「Radeon HD 4850」に続き、今週は「GeForce GTX 260」と「Radeon HD 4870」が発売、再びNVIDIAとATI(AMD)によるGPUライバル対決となっている。先週は価格差が3倍以上もあり、「対決」と言っても事実上ターゲットとなるユーザー層は全く異なっていたが、今週はNVIDIAが下位GPU、ATIが上位GPUとなっており、価格帯はより接近している。
GeForce GTX 200シリーズの下位GPU
まず先行して店頭に並んだのがNVIDIAの「GeForce GTX 260」を搭載するグラフィックスカード。このGTX 260は、先週登場したGTX 280の下位モデルとなるGPUで、ストリームプロセッサ数が240から192に削減されているほか、各クロックも抑えられている。ただ価格帯が若干中途半端な感じもあり、GTX 280ほどの売れ行きにはなっていないようだ。
発売が確認できたのは、6社8モデルの製品。リファレンス準拠の製品が多いが、InnoVISIONとXFXからは早速オーバークロックモデルも登場している。価格は4万円台後半~5万円台前半といったところだが、ドスパラ秋葉原本店で販売しているPalit製は安く、43,800円の最安値となっていた。
発売が確認できた製品メーカー | 価格 |
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InnoVISION | 47,000円~49,500円前後 |
InnoVISION(OC:620MHz) | 51,000円~52,000円前後 |
XFX | 52,000円前後 |
XFX(OC:640MHz) | 55,000円~58,000円前後 |
GALAXY Technology | 54,000円前後 |
玄人志向 | 47,000円~48,000円前後 |
Palit Microsystems | 44,000円前後 |
Point of View | 50,000円前後 |
Radeon HD 4800のハイエンドが登場するも……
一方、追う形で登場したATIの「Radeon HD 4870」搭載カードであるが、SAPPHIRE製の並行輸入品がわずかに入荷しただけで、もちろん即完売(価格は39,000円前後)という状況。一部、週末に再入荷があるかもしれないが、HD 4870が本格的に販売されるのは来週以降となりそうだ。入れば確実に売れそうな製品だけに、"弾切れ"は惜しいところ。
SAPPHIRE製以外では、近日中に入荷しそうなメーカーとして、玄人志向、PowerColor、ASUSなどの名前があがっていた。購入を考えているのであれば、店頭やWEBをマメにチェックしておきたい。
GTX 280の続報、いきなりバルク版も
「GeForce GTX 280」搭載カードについては、先週発売したメーカーに続き、新たに以下の各社からも製品が登場していた。XFXからは新たにオーバークロックモデルが発売。コアクロックは670MHzで、これまでに発売されたOCモデルの中でも最速となっている。
メーカー | 価格 |
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ELSA | 10万円前後 |
XFX(OC:670MHz) | 90,000円~97,000円前後 |
GIGABYTE | 80,000円~82,000円前後 |
ASUS | 82,000円前後 |
Point of View | 80,000円前後 |
Gainward | 76,000円~80,000円前後 |
また面白いところでは、クレバリーオリジナルというバルク版も登場していた。付属品はドライバCDのみとなるが、こちらの価格は73,468円と、かなりお安くなっている。数量は潤沢にあるそうなので、SLIを考えるのもいいかもしれない。
HD 4850は新たに6モデルが発売に
先週は3社(SAPPHIRE、PowerColor、MSI)しか揃わなかった「Radeon HD 4850」搭載カードだが、今週は販売が本格化している。こちらの新製品は以下の通り。
メーカー | 価格 |
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ASUS | 30,000円~32,500円前後 |
GIGABYTE | 24,000円~25,000円前後 |
玄人志向 | 24,000円前後 |
HIS | 23,000円~25,000円前後 |
FORCE3D | 23,000円前後 |
Connect3D | 24,000円前後 |