マスプロ電工は26日、デジタルチューナー「DT35」を発表した。発売は、7月16日を予定しており、価格はオープン。市場価格は2万6,000円前後と予想される。
このところ、各社より、低価格なデジタルチューナーが発売されているが、それらの多くは、地上デジタル放送専用モデル。また、モデルによっては、S端子、あるいはコンポジット端子しか搭載されていないというケースもある。DT35は、地上/BS/110°CSの3波に対応したデジタルチューナー。出力端子は、コンポジット(2系統)とD4にまで対応したD端子(1系統)。アナログハイビジョン時代のブラウン管テレビや、低価格化のためにデジタルチューナーを搭載していない、ハイビジョン対応薄型テレビなどにD端子で接続すれば、デジタル放送をハイビジョンで楽しむことが可能になる(テレビ側がD3以上に対応している場合)。
同社では、現在、DT400というデジタル3波対応チューナーを販売しているが、DT35はこれよりも低価格となる。機能的には、EPGとデータ放送に対応。LAN端子は搭載されていないなど、S端子が装備されていない点を除けば、ほぼDT400と同等だ。
また、同日、同社では卓上タイプのVHF/UHF/FMアンテナ「MASC2」「MASC2B」も発表している。発売は6月下旬を予定している。MASC2がパッシブタイプで、MASC2Bがブースター内蔵タイプ。それぞれ、白/黒の2色がラインナップされる。価格は、MASC2が4,410円で、MASC2Bが7,980円。
本体から左右に伸びるロッドアンテナがVHF/FM用で、本体中央にある四角い部分がUHF用のループアンテナ。ループアンテナは半透明のスクリーン状になっており、フォトスタンドとしても使用可能だ。また、ループアンテナは90°倒すことが可能。ループアンテナを倒した状態では、本体を壁掛け設置することもできる。出力は75ΩのF型コネクタ。MASC2Bには、電源用のACアダプターが付属する。