米Allstateは、米国内でロードサービスなどを提供する「Allstate Motor Club」の最新出動状況に関する調査レポートを発表した。
同レポートによれば、今年1~5月にかけて、ガス欠による救援要請を受け付けた件数は、前年の同時期に比べると、約52%増となった。この傾向が米国各地で顕著になる中、例えば、カリフォルニア州内の高速道路では、ガス欠が原因となるロードサービスの出動が、今年1~5月に前年比約17%増を記録するなど、危険な状況も報告されている。
同社カリフォルニア州オートアシスト部門副社長となるPhil Telgenhoff氏は「ガス欠に陥った人の数と、ガソリン価格上昇との直接的な関係を示すデータが出たわけではないものの、少しでもガソリン代を節約しようとの願いから、最後の一滴まで使い切ってしまう人も増えているようだ。だが、高速道路上でのガス欠など、単に走行できなくなって不便になるばかりでなく、非常に危険な状況も招きかねないことを思いに留めて、十分な注意を払ってほしい」とコメントした。