米Microsoftは6月24日 (米国時間)、「Open XML File Format Converter for Mac 1.0」およびMicrosoft Office for Macのアップデータをリリースした。いずれも日本語版が用意されている。
Open XML File Format Converterは、Office 2008 for MacまたはOffice 2007 for Windowsで作成されたOpen XML形式のWordドキュメント、Excelワークブック、PowerPointプレゼンテーションを変換し、Office 2004 for MacまたはOffice v. X for Macで扱えるようにする。1つのファイルを変換して開く、または複数のファイルの一括変換が可能だ。対応するOSは、Mac OS X 10.4.9 "Tiger"以降。Office 2004 for Macはバージョン11.4.0以降、Office v. Xはバージョン10.1.9以降が要件となっている。
Office for MacのアップデータはOffice 2008とOffice 2004向けの2つ。「Office 2008 for Mac 12.1.1 Update」では、Service Pack 1 (SP1) 後に見られたドキュメントを開く際の問題、Office 2008アプリケーションが突然閉じる問題、チャート内の日付が正確に表示されない問題などが解消される。動作が安定し、パフォーマンスも向上するという。導入するには、事前にMicrosoft Office 2008 for Mac Service Pack 1 (12.1.0) へアップデートしておく必要がある。
Office 2004 for Mac 11.5.0 UpdateはOpen XML File Format Converter for Macとの組み合わせで、Open XML形式のファイルの読み書きを可能にする。同コンバータのインストール要件はOffice 2004 バージョン11.4.0以降だが、Microsoftはバージョン11.5.0以降を推奨している。またMac OS X "Leopard"のバックアップ機能Time Machineが作成したバックアップフォルダがアップデートインストーラの動作に影響する問題が解消される。