Typhoon Touch Technologiesは23日 (米国時間)、米Dellを相手取り係争中の特許侵害訴訟に、10社を被告として追加したことを発表した。新たに訴えられた企業は、AppleとFujitsu Computer Systems、Toshiba America Information Systems、Lenovo、Panasonic Corporation of North America、HTC America、Palm、Samsung Electronics America、Nokia、LG Electronics USAの計10社。
この訴訟は、Typhoon Touch Technologies社と同社ライセンシーのNova Mobility Systems社が、Typhoon社が保有する特許を侵害したとして、2007年12月にDell社とMotion Computing社を米テキサス州東部地区の連邦地方裁判所に提訴したことにより開始。今回対象に加えられた10社も、同社の特許を侵害していると主張する。
Typhoon社の主張によれば、Dell社とMotion社がタブレットPCやPDA、UMPCといったデバイスを製造 / 販売することにより、タッチスクリーン技術を使用した携帯型コンピュータに関する同社の特許 (米国特許番号5,379,057および5,675,362) が侵害されるという。なお、Dellとともに訴えられたMotion Computing社、およびカナダElectrovaya社とは和解を結んだとのこと。