ソフトバンクグループでアプリケーションサービスを手がけるBBソフトサービスは、PC用ソフトパッケージ製品などをラインアップする「SoftBank SELECTION」(ソフトバンクセレクション)に、新たに7つの製品を追加。7月11日から順次出荷する。
ソフトバンクセレクションは、昨年11月30日から投入を開始。これまでに10カテゴリー21タイトルをラインアップしている。トレンドマイクロの「トレンドアンチウイルス&スパイウェア」を日本で初めてパッケージとして市場投入するなどの実績を持つほか、携帯電話向けのイヤホン、AC充電器、ストラップ関連商材、Bluetooth関連商材なども扱っている。
今回、同セレクションに追加したのは、パワーポイントのファイルを最大95%の圧縮が可能な「パワポスリム」(価格3,980円)、オリジナルのCDおよびDVDラベルの作成を簡単に作成できる「CDラベルぷりんと」(価格2,980円)、スクリプト言語の知識がなくても簡単にFlashアニメーションが作成できる「Webアニメーションディレクター」(価格3,980円)、PCで再生される音声や動画音、ライン入力やマイク入力の音声などを録音することができる「PCサウンドキャプチャー」(価格3,480円)、消失したデータを検索、復元する「ウルトラファイル復元」(価格1,980円)、OSを削除せずにファイルやフォルダ単位でデータの復元を不可能にする「ウルトラファイル抹消」(価格1,980円)、世界最高水準のデータ消去技術によりHDDの内容を消去し、PC廃棄前のプライバシー保護に利用できる「ウルトラハードディスク抹消」(価格1980円)の7製品。
BBソフトサービスの瀧進太郎社長は、「ソフトバンクのオリジンビジネスといえるのが、現在のイーコマース事業であり、同事業の中核を担うソフトバンクBB。同社が取り組んできたソフトウェアサービス部門を独立したのがBBソフトサービスとなる。2006年1月の設立当初から、ヤフーBBのオプションサービスとして、セキュリティサービスを提供しており、これが当社の基幹ビジネスとなっている。そのほか、ストリーミングで約500タイトルのPC用アプリケーションや、約150タイトルの携帯電話向けアプリケーションを配信するサービスも行っている。
今回、新製品を投入するソフトバンクセレクションは、リテールソフトサービスとして、市場ニーズの高い製品を、内容と品質にこだわって厳選し、適正価格によって、パッケージソフトとして提供しているもの。ソフトメーカーには、企画、開発に専念してもらい、プロモーション、マーケティング、サポートを、ソフトバンクのブランドを背景に、BBソフトサービスが提供することで、ブランドが浸透していないベンダーの製品でも、売り場を獲得し、販売促進が可能になる」とした。
BBソフトサービスマーケティング統括部シニアディレクターの速水大輔氏は、「ソフトバンクセレクションは、ソフトバンクの安心感、パッケージのわかりやすさ、買いやすい価格という3つの特徴を持つ。パッケージデザインは、前面に商品名を表示するのではなく、何ができるかを表示し、さらに上級者向け、中級者向け、初心者向けというように、誰が使うかを表示している。また、サポート体制にも力を入れており、年中無休での電話受付、回数制限なしでのメールでの問い合わせにも対応している」とした。
ソフトバンクセレクション製品は、今回の7製品の追加によって、合計で28タイトルとなるが、「2008年度中には100タイトルへと増加させるのに加え、現在、全国の量販店2200店舗での取り扱い、そのうち1,500店舗で専用什器で展示している体制を、さらに拡充させ、ソフト売り場だけでなく、ハード売り場などにも広げていきたい」(速水シニアディレクター)とした。
なお、同社では、7月11日から9月上旬まで、ソフトバンクセレクションのPCソフトを購入し、ユーザー登録すると、デジカメやリゾート宿泊券、携帯音楽プレーヤーなどが当たる「買って当てよう!豪華週替わりプレゼントキャンペーン」を実施する。