ヤマハは8月1日、USB MIDIキーボード「KX8」を発売する。価格はオープンで、実売予想価格は6万9,800円前後。

USB MIDIキーボード「KX8」

KX8は音楽制作ソフトとの充実した連携機能と、豊富なアルペジオフレーズを内蔵した88鍵フルスケール仕様のUSB MIDIキーボード。基本機能は2008年3月に発売した25鍵仕様の「KX25」などの「KX」シリーズと共通。鍵盤は88鍵仕様で、アコースティックピアノに近づけた自然なタッチ感を実現したグレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤を採用したモデルである。

同製品にはSteinbergのDAWソフト「Cubase AI 4」が付属。ヤマハのハードウェアとSteinbergのソフトウェアで高度な連携を可能とするAI Functionに対応している。ボタンひとつでCubaseのエディットウィンドウを開く、インストゥルメントトラックを追加するなどの機能がある。

音源に合わせてベロシティカーブを6段階調整することができる

また30種類の主要なソフトシンセをコントロールするためのテンプレートを内蔵。本体に搭載されたアサイナブルボタンと4つのエンコーダノブには、それぞれのソフトシンセで使用頻度が高いパラメータが自動的に割り当てられる。このパラメータ割り当ては 同社Webサイトからダウンロードできるソフト「KX Editor」により、自由に設定することも可能。

さらにアルペジエータ機能「フレーズファクトリー」を搭載。さまざまな楽器のフレーズが500種類以上収録されており、楽器の種類とスタイルを選択し、鍵盤を押さえるだけで、さまざまなパートを簡単に制作可能である。

サイズは1,340(W)×445(D)×157(H)mm、重量は15.1kg。電源はUSBバスパワーで駆動するほか、ACアダプタも付属する。動作環境はWindows Vista/XPおよびMac OS X 10.3.3以上。