仏Renault(ルノー)は、日産自動車との共同開発を進めた最新燃料電池車「Scenic ZEV H2」を、スペインのバルセロナで開催中の環境ワークショップ「Atelier Ambiente」に出展している。

Scenic ZEV H2

Scenic ZEV H2は、日産が開発に成功した燃料電池車「X-Trail FCV」に採用されている燃料電池システムを、ルノーの「Grand Scenic」(グランセニック)に搭載して誕生。Grand Scenicの快適な車内スペースを確保しつつ、燃料電池スタック、水素燃料タンク、リチウムイオン電池などを、床下後部へスマートに装備する開発努力が払われてきたという。

現時点ではScenic ZEV H2の市販モデルに関するアナウンスは出されていないが、すでに高い完成度で公道走行テストが繰り返されており、欧州では今夏に各地でデモ走行も予定されている。

ルノーと日産との共同開発が進められた

車内スペースを確保しつつ、燃料電池システムをスマートに装備する開発努力が払われた