シャープは18日、電子辞書「Papyrus」(パピルス)シリーズの新モデル「PW-AT780」を発表した。発売は6月25日を予定しており価格はオープン。市場価格は3万3,000円前後と予想される。
同製品は、ビジネスパーソンの日々の仕事から自己啓発まで幅広く役立つという100コンテンツを収録。主な特徴として、「経済新語辞典07」のほか「経営」「株式」「金融」「流通」「不動産」「会計」「広告」の7つの用語辞典や「パソコンで困ったときに開く本」「1週間で『ビジネスの法律』が身につく本」などのビジネス系コンテンツが収められている。また、ニーズが高まっているという中国語系コンテンツでは、カナルビ付きの「デイリー日中英・中日英辞典」や「はじめての中国語学習辞典」「必ず話せる中国語入門」の3点を収録。出張や学習に活用できるとしている。
機能面では、日本語、英語、中国語、韓国語を認識する「手書きパッド」を搭載。音声機能として、SDメモリーカードに書き込んだ音声を再生できる「MP3プレーヤー機能」や音声に合わせて再生中のテキストを画面上で反転表示する「字幕リスニング機能」を備える。「字幕リスニング機能」は内蔵される「英単語・熟語ダイアローグ1800 改訂版」で使用できるほか、同社のECサイト「いい暮らしストア」でコンテンツカードの追加購入が可能だ。さらに、ネイティブ音声と、抑揚のついた音声で読み上げる「TTS音声機能」の「W音声」に対応しており、ネイティブ音声が収録される15コンテンツでリスニングの訓練に活用できる。
電源は単4形アルカリ乾電池2本で約120時間使用可能。表示部には、5.5型高精細HVGA液晶を搭載し、同社従来機である「PW-AT760」と比較して約2倍の480×320画素で、最大1,200文字(9ドット・全角表示時)を一覧表示する。サイズは146(W)×105.3(D)×21.2(H)mm(突起部含む)、質量は約289gとなっている。