6月30日放送スタートの連続ドラマ『白と黒』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週月~金曜 13:30~14:00)の製作発表が16日、都内で行われ、主演の西原亜希、佐藤智仁、小林且弥、大村彩子、山本圭が出席した。
連続ドラマ初主演となる西原亜希 |
同作は、西原が演じるヒロイン・礼子が、思慮深く誠実な男・章吾(小林)と、章吾の弟で享楽的かつ情熱的な男・聖人(佐藤)を同時に愛してしまい、2人の狭間で悩んでいく姿を描く物語。親友の一葉(大村)が運転する車で事故に遭った礼子が、自分を置き去りにした一葉の行動に疑問を持ち、人の心の裏側を覗いていく。その過程で礼子は、聖人に惹かれ……。
連続ドラマ初主演となる西原が、「SUICA」のCMなどで見せたはつらつとしたイメージを覆し、"白と黒"の間で心が揺れ動く繊細さを演技で表現していく。西原は「人の心の中には黒いものが必ずあると思います。目の当たりにしたことがなかった礼子は、事故をきっかけにその黒い部分を覗こうとするんですが、気持ちはわかりますね」とヒロインに共感。「私も礼子の影響を受けたのか、友達を見る目が変ってしまうような感じになります。きっと視聴者の方々も、見てはいけない部分を覗いてしまう感覚になると思います」と、自分と礼子を重ね合わせながら見どころをPRした。
また、昼ドラ初出演については「私は誰と結婚して、誰が殺されて……なんていう展開を楽しみにしていたんですが(笑)、この作品はちょっと違うかもしれません。もっと陰の部分が強い気がします」とこれまでの昼ドラとは一味違う面を強調。「台本を読んでいると、人間の負の部分が見えてきて、苦しくなるんです。自分では気づかなかった部分が出てくるスリルを感じています」と語っていた。