三陽商会は11日、同社創業4年目にスタートしたというブランド「SANYO」のリニューアル第一弾として、デザイナーの滝沢直己氏監修による紳士用コートを伊勢丹新宿店メンズ館にて先行発売することを発表した。

同社はこのほど、滝沢直己氏が代表を務める「NAOKI TAKIZAWA DESIGN」とビジネスパートナーを組み、62年の歴史を持つ「SANYO」ブランドを世界に通じる企業ブランドへとリニューアルすると発表している。同氏は2007年にフランス文化省より芸術文化シュバリエ勲章を受章したデザイナーで、各方面で活躍しているという。

自然の色彩との同調をイメージした「コレクションライン」のロゴ 「NAOKI TAKIZAWA DESIGN」の代表を務める滝沢直己氏

新しく生まれ変わる「SANYO」では、その滝沢氏が手掛けた現代的で創造性溢れるコート「コレクションライン」、滝沢氏監修のもとにコンテンポラリーでモダンなコートを提案する「セカンドライン」、コストパフォーマンスに優れた「ベーシックライン」の3つのラインナップで展開するという。

今年の秋冬シーズンには、伊勢丹新宿店メンズ館においてコレクションラインとセカンドラインが先行販売されるという。同社では来年秋冬にはコレクションラインの取り扱いを国内百貨店で20店舗にまで拡大するとともに、セカンドラインを主力ラインに位置付けたいとしている。新生「SANYO」コートの予定価格は4万950円~13万6,500円。