PC向け妄想科学ノベルゲーム『CHAOS;HEAD』の挿入歌で、作中に登場するロックバンド"ファンタズム"が歌う挿入歌「罪過に契約の血を」が6月25日に発売される。そこで今回、ファンタズムのボーカル・FESの声と歌を担当する榊原ゆいから届いたコメントを紹介しよう。

榊原ゆいが語る「罪過に契約の血を」

FESとして挿入歌を歌う榊原ゆい

今回のシングルの表題曲になっている挿入歌「罪過に契約の血を」は、どこか不思議な感じもあり、力強い感じもあり、ダークなイメージの曲なので、難しい歌だなと思いました。こういう系統の曲は、歌ってきた中ではなかったんじゃないかと思います。

今回は、作中のバンド"ファンタズム"のボーカルFES(岸本あやせ)として歌っているんですけど、ストーリーの中で、私の演じている岸本あやせが作詞をしたという設定になっているんです。みんなに自分の心の叫びを聞かせたいという意味合いのある歌だったので、岸本あやせとして、どうやって歌うかを悩みました。上手く表現するとか、自分として歌う以外にプラスαも必要な曲だったので、楽しかったですね。

歌い方もいつもと変えて、あくまでも作品の世界観を崩さないように、岸本あやせとしての静かに凛とした感じを出しつつ、少し低めのトーンで……、でもサビに入ったらメッセージ性がドーンとのっかるように重みのある感じをイメージして歌っています。

カップリング曲は、作品のエンディングにもなっている「グラジオール」という曲なんですけど、グラジオールという言葉自体、かなり重要なキーポイントになる単語なんですけど、こっちの方が微妙に怖い感じ。この曲は特に岸本あやせで歌ってくださいと言われたわけではないんですけど、やっぱり少し岸本あやせを意識した歌になっていて、どっちの曲も世界観はうまく統一されていると思います。

私自身、いつも自分のやりたい事を真剣に、カッコ良く、可愛く、「どうだ!」って見せられるかを考えているので、今回の岸本あやせも、これまで榊原が見せた事のなかった一面を見てもらえる役だと思います。是非ゲームも歌も楽しんでいただければ嬉しいです。

「罪過に契約の血を」は6月25日の発売で、価格は1,260円。カップリングには、エンディングテーマ「グラジオール」が収録されている。「罪過に契約の血を」「グラジオール」ともに、作詞は志倉千代丸、作曲/編曲は林達志が担当。なお、初回特典として、ファンタズム(FES)が十字架に張り付けにされた衝撃のジャケットイラストを採用したB2ポスターとファンタズム・バンドステッカーが用意されている。

収録曲 01.罪過に契約の血を
02.グラジオール
03.罪過に契約の血を off Vocal
04.グラジオール off Vocal
ファンタズム (FES cv.榊原ゆい)
発売予定日 6月25日 品番 FVCG-1008
価格 1,260円
発売元 5pb. 販売元 メディアファクトリー
(C) 2008 5pb./Nitroplus/RED FLAGSHIP