多機能な小型デバイス「Chumby (チャンビー)」が、日本で発売される。販売は、ネットワークシステム構築や携帯用アプリケーション開発を手がけるジークス社が担当する。日本での価格は2万円台、2~3ヶ月以内の発売が予定されている。
チャンビーは、米Chumby Industries社が開発した、3.5インチQVGAタッチスクリーン液晶内蔵の小型端末。外形寸法は約14 (幅) × 11 (高さ) × 8 (奥行き) センチ、350MHz ARMプロセッサと64MB RAMを搭載、2基のUSB 2.0ポートも装備。Linuxベースのシステムを採用、内蔵された無線LANチップを利用してインターネットに接続できる。サウンド機能にくわえ、スクイーズおよびモーションセンサを内蔵、ゲームなど幅広い用途に活用可能。
提供されるアプリケーション (ウィジェット) も豊富。Flash Lite 3の機能を利用して開発されたウィジェットは、目覚まし時計やゲームといったものから、ビデオ / サウンドプレイヤー、メールクライアント、YouTube視聴ツールまで、現時点で600種以上が無償公開されている。
チャンビーのハード /ソフトの仕様は、「Chumby HDK License Agreement」のもと一般に公開されている。開発者はチャンビーに機能を追加し、自由にカスタマイズすることが可能。システムのソースコードも、GNU GPL / LGPLのもと、Chumby社Webサイトで公開されている。