イー・モバイルは10日、音声サービスに対応したスマートフォンの新製品「EMONSTER lite(S12HT)」(HTC製)を発表した。既発売の「EMONSTER(S11HT)」の後継モデルで、HTCが開発したUI(ユーザーインタフェース)「TouchFLO(タッチフロー)」を搭載し、タッチパネルを使った直感的な操作が可能。QWERTYキーボードは搭載せず、タッチパネルとテンキーのみの操作で、よりケータイライクな使い勝手を目指したスライドタイプのモデルとなる。発売は7月下旬を予定している。
OSにWindows Mobile 6 Professional 日本語版を採用し、Excel/Wordファイルの編集、PowerPointおよびPDFファイルの閲覧が可能なほか、Internet Explorer Mobile、Outlook Mobileやメッセンジャーなどが利用できる。
ディスプレイは2.6インチQVGA(240×320ドット)フラットタッチパネル液晶を搭載。メインのカメラは約200万画素、サブカメラは約10万画素、microSDカードスロットを搭載し、イヤホン端子を兼用したミニUSB端子(USB2.0 Full Speed対応)も備える。
HSDPAによる受信最大3.6Mbpsの通信が可能で、イー・モバイルの携帯電話向けインターネット接続・Eメールサービス「EMnet」「EMnetメール」に対応、Bluetooth2.0+EDRも搭載する。GSMや国内のNTTドコモエリアでのローミングサービスは非対応。
HTC製のドコモ向けスマートフォン「HT1100」とほとんど同じデザインの筐体となっており、機能もほぼ同等。発表会場では実機の用意はされておらず、モックアップのみでの紹介となった。HT1100に比べ厚みが約2~3mm程度薄くなる予定。販売価格・発売日は未定となっている。
(2106bpm/K-MAX)
OS | Windows Mobile 6 Professional 日本語版 | |
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サイズ | 約107×55×15.8mm(キーボード収納時、突起部除く) | |
質量 | 約120g(電池パック、スタイラスペン含む) | |
連続通話時間/連続待受時間 | 約226分/約440時間 | |
ディスプレイ | 約2.6インチQVGA(240×320ドット)TFT液晶 | |
カメラ | メイン | 有効画素数約200万画素CMOS |
サブ | 有効画素数約10万画素CMOS | |
外部メモリー(推奨容量) | microSDカード | |
接続端子 | ミニUSB端子(USB2.0 Full Speed)、充電端子/イヤホン端子兼用 | |
主な付属品 | ACアダプタ/電池パック/取扱説明書/保証書(本体・ACアダプタ)/USBケーブル/イヤホンマイク/CD-ROM/スタイラスペン |