米HPが、ドイツのベルリンにおいて開催した製品発表会において、「HP TouchSmart IQ500 PC」に触れる機会があったのでその使い勝手をレポートしよう。日本での発売は7月を予定している。スペックなどはこちらを参照のこと。
22型ワイド液晶を搭載した薄型ボディは、日本で現在流行しているボードPCと同様のスタイルだ。ただし、液晶がタッチパネル式になっていることが大く違っている。
タッチ操作用にカスタマイズされたランチャーソフトを搭載しており、指による直感的な操作を行うことができる。ランチャーソフトは、大きなアイコンが並んでいて、それを左右にスクロールさせることで使いたいソフトを選び出す。そうした際は、iPod touchのようにフリックしたり二本指での操作も行え、いままでのタッチパネルPCとは段違いの快適な操作性が味わえた。むしろ楽しいとすら思えるようになっている。
画像閲覧や音楽再生には、タッチ操作に最適化された独自のソフトウェアを使用する。インターネットブラウザなどの既存のソフトも活用するが、その場合でも22型ワイドという大きな画面のため、指による操作は非常にやりやすい。
画面に手の脂などによる指紋がつくのはタッチパネルPCなので避けられないが、画面を拭くための専用布が同梱されるとのことだ。
スロットイン式のDVDドライブや電源ボタンは本体右側面に配置されており、前面にはWebカメラとランチャーソフト呼び出しボタンだけがあるシンプルなデザインだ。同梱のワイヤレスキーボードはフルサイズながら薄いため、本体下部にすっきりと収納することができる。