はとバスは11日、日野自動車の大型観光系ハイブリッドバス「セレガハイブリッド」を7月19日より都内の定期観光コースで運行させると発表した。同社では、6月下旬に4台を導入するという。
今回同社が導入する「セレガハイブリッド」は、日野自動車独自のパラレル方式ハイブリッドシステム(エンジンとモーターの駆動力を切り換えたり、一方の動力が他方を補完したりしながら車両を走行させる方式)を採用している。国土交通省低排出ガス重量車「NOx&PM10%削減」の認定を受けているほか、平成27年度燃費基準も達成しており、窒素酸化物、炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素の排出量を大幅に削減できるという。日野自動車によるとハイブリッドバスはこれまで一部で路線バスとして運行されてきたが、観光用として走るのはこれが初めてとのこと。
はとバスでは昨今の環境意識の高まりに伴い、バス会社でも環境負荷の小さい車両へのニーズが高まっていると判断し、同社創業60周年記念事業の旗艦事業として今回の導入に踏み切ったという。同社広報は「東京の街を走るハイブリッドバスを目にした人に、エコに対するいたわりの気持ちが芽生えるよう願っている」とコメントしている。