オスカー女優のリース・ウィザースプーンが11日、東京・白金台の八芳園で来日記者会見を行った。化粧品会社・エイボンのグローバル・アンバサダーとして、乳がんやDV(ドメスティックバイオレンス)で苦しむ女性支援のために発売される同社の寄付金付き製品をPRした。
ブレスレットをアピールするリース・ウィザースプーン |
『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2005年)で米アカデミー賞主演女優賞を受賞し、ハリウッドで最もギャラが高い女優として人気を誇るリース・ウィザースプーンが、エイボンが推進する乳がんとDVの意識を高める社会活動に賛同し、親善大使に就任。今回の来日では、大使として乳がん体験者との会談やお茶会などを行った。
リース・ウィザースプーンは「3人の乳がん体験者と一緒にお茶会を行いました。伝統的な行事に参加できて光栄です。とても心が癒されるとともに、彼女たちの勇気に心が高ぶりました」と感激しきり。加えて「日本では、定期的に乳がん検診を受けている女性がわずか12%と聞いて、悲しく思いました。しかも、専門医や検査機器が不足していて、まだまだ乳がん対策が遅れています。一人でも多くの女性たちが乳がんを克服できるように私は支援していきたい」とアピールした。
また、エイボンが発売する寄付金付きブレスレットについて「ブレスレットの収益は、女性に対する暴力をなくすための活動資金として使われます。日本円で500円で、少ない額ではありますが、多くの方々に買っていただければ世界を変えることができます」と訴えた。