カプコンが開発を進めていたアーケード向けの対戦格闘ゲーム『Fate/unlimited codes』が、本日11日より、全国のアミューズメント施設にて稼動を開始。そこで今回、ゲームの最新情報とともに、原作者であるTYPE-MOONの武内崇氏と奈須きのこ氏から届いたコメントなどを紹介しよう。

セイバー、士郎、凛があの衣装でも激闘!

セイバーと士郎、凛の3キャラクター限定となるが、原作「Fate/stay night」中でそれぞれのキャラクターが身にまとっていたコスチュームでの対戦が可能となっている。セイバーは普段着として凛から譲ってもらった私服、士郎と凛は穂群原学園の制服姿で激戦を繰り広げられる。キャラクターセレクト時にスタートボタンを押しながら決定すれば、これらの特殊コスチュームでのプレイが可能になる。

セイバーと士郎、凛の3キャラクター限定だが、特殊コスチュームが用意されている

私服姿で剣をふるうセイバー

穂群原学園の制服を着た士郎

凛も穂群原学園の制服で登場


TYPE-MOON 奈須きのこ氏による書き下ろしストーリーが展開

「Fate/unlimited codes」では、1人プレイ時に使用キャラクターのストーリーを見ることができる。このストーリーは、なんとTYPE-MOONの奈須きのこ氏による書き下ろし。原作「Fate/stay night」中で描写されることの無かったシーンや、各キャラクターの心情などを垣間見ることができるので、ファンならぜひともエンディングまで到達し、隅々まで堪能してみたい。

士郎とセイバーの出会い。すべてはここからはじまる……

ランサーのオープニングでは、ランサーの元マスターであるバゼットが言峰に襲われ、令呪を奪われるシーンが描かれる

バーサーカーのオープニング。イリヤがバーサーカーを召還したシーンだろうか? 原作中ではほとんど描写されることのなかったバーサーカーの胸中が語られているのに注目


TYPE-MOON 武内崇氏、奈須きのこ氏のコメント紹介

『Fate/stay night』をはじめ、『空の境界』など数々の大ヒットコンテンツを創り 出しているクリエーター集団「TYPE-MOON」。今回、AC『Fate/unlimited codes』の稼動に際して、TYPE-MOONの武内崇氏と奈須きのこ氏からコメントが届いた。本作では、武内崇氏がメインビジュアルとキャラクターセレクト時のイラストを担当しているほか、奈須きのこ氏は1人プレイ時用のストーリー書き下ろしを担当している。

『Fate/stay night』デザイン・原画担当 - 武内崇
『Fate/unlimited codes』、いよいよ稼働ですね。なんだかとても長かったような、あっという間だったような不思議な感じです。

本作は、Fateという原作を持つものの、それを知らなくても十分に楽しめる作品になっていると思います。勿論、原作ファンにとってはニヤリと出来る要素も盛りだくさん。原作者としては、作品の方向性を踏まえ原作ファンの満足感を軽視せず、しかもそこに留まらずに先を目指して貰えたコトに感謝の気持ちで一杯です。

サーヴァント、そして魔術師達の、スピード感あふれる超人バトルをゲームセンターにて存分に堪能してください。
『Fate/stay night』シナリオ担当 - 奈須きのこ
Fateもついに格闘ゲームになってしまいました。しかもアーケードでの稼働です!スト2からの格闘ゲームファンとして、こんなに嬉しい事はありません。

身に余る、とはまさにこの事です。爽快感と奥深さを両立させた“動かして気持ちのいい”格ゲーになっているばかりか、原作の再現度においても神がかったこりようです。こんなに幸せでいいのかしら……あ……やっぱりこれ夢……?

またストーリーに関しては完全シリアス(一部例外含む)として作成しました。第五次聖杯戦争を、"もし彼(使用キャラ)が主役だったら……"というイフですので、そちらもお楽しみください。
ゲームタイトル Fate/unlimited codes (フェイト/アンリミテッドコード)
対応機種 アーケード筐体 (システム246)
ジャンル 対戦格闘
稼働開始日 本日 (6月11日)
原作・監修 TYPE-MOON 製作 カプコン
制作 キャビア 開発 エイティング
(C) TYPE-MOON 2004-2008 (C) EIGHTING 2008 (C) cavia 2008
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