米Appleは9日(現地時間)、長らく噂されていた3G(W-CDMA方式)ネットワークに対応した「iPhone 3G」を発表した。まず7月11日に世界22カ国で先行リリースされ、年末までに約70カ国での提供が開始される見込みだ。既にiPhone 3Gを取り扱うことが確定している携帯電話事業者をまとめてみた。
7月11日発売予定 | |
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AT&T | 米国 |
Rogers Communications | カナダ |
America Mobile | メキシコ |
Optus | オーストラリア |
ソフトバンクモバイル | 日本 |
Hutchison Telecommunications International | 香港 |
Singapore Telecommunications(SingTel) | シンガポール |
Swisscom | スイス |
Telecom Italia Mobile | イタリア |
Telefonica | スペイン |
O2 | 英国、アイルランド |
Orange | オーストリア、フランス、ポルトガル、スイス |
TeliaSonera | デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン |
T-Mobile | オーストリア、ドイツ、オランダ |
Vodafone | オーストラリア、イタリア、ニュージーランド、ポルトガル |
今夏発売予定 | |
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Hutchison Telecommunications International | マカオ |
TeliaSonera | エストニア、ラトビア、リトアニア |
年末発売予定 | |
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America Mobile | アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、ドミニカ共和国、その他の中南米諸国 |
Globe Telecom | フィリピン |
Bharti Airtel | インド |
Orange | 欧州/中東/アフリカ諸国(詳細不明) |
T-Mobile | クロアチア、チェコ共和国、ハンガリー、ポーランド、スロバキア |
Vodafone | チェコ共和国、エジプト、ギリシャ、インド、南アフリカ、トルコ |
なお従来のiPhoneとは異なり、1国につき1事業者の独占契約ではなく、1国を複数の事業者がカバーするなど複数契約が行われているのがiPhone 3Gの特徴だ。この傾向は欧州で特に顕著だ。これまで欧州でiPhoneの提供を行っていたO2、Orange、T-Mobileは引き続き既存のエリアをカバーしつつ、自社がインフラを持つ他国へとサービスエリアを拡大した形となる。またVodafoneのように、新規参入ながら複数国で一気にサービスを展開する事業者も増えている。これまでカバーされていなかった中南米やアジアでの提供事業者も増えている。
アジア地域での提供キャリアのひとつ、ソフトバンクモバイルでは「Appleと組む機会を得て光栄だ。iPhoneは世界中で熱狂を持って受け入れられており、日本でも同様に人気を博すことになると考えている」(同社代表取締役社長・孫正義氏)とコメントしており、これまでの展開国同様にブームを巻き起こすと考えているようだ。