カシオ計算機は、小型・軽量のスキャナ一体型ハンディターミナル「DT-X7シリーズ」のラインアップを拡充。各種二次元コードや最新の標準コードの読み取りに対応したC-MOSイメージャ搭載モデル「DT-X7 M52S/M52」を発表した。発売は9月下旬で、価格はオープン。
両製品は、バーコードスキャナ一体型モデルの優れた特長を継承しながら、新たにC-MOSイメージャを採用することで、物流・製造・医療関係を中心に普及が進んでいる二次元コードの読み取りに対応。例えば消費期限情報を含む食品の二次元コードを生産・加工・流通の各段階でスキャンすることで、流通経路を明確にすることができ、トレーサビリティ(追跡可能性)の確立に役立つなどのメリットがある。また、製造業における原材料の確認、医療現場における医薬品のチェックなど、様々な分野で普及が進む二次元コードの読み取りに対応、さらに最新の標準コード(バーコード・スタック型コード)であるGS1 DataBarの読み取りにも対応している。
その他、指の動きと使用頻度を考慮したレイアウトを採用。キー間には凸状の仕切りを装備し、中央列のキー横幅を広くすることで、隣接するキーの同時押しや誤操作を防止する。検品作業時の数量や売価チェック時の価格などを聞いて確認できる音声読み上げ機能を装備。視認性に優れた2.4インチQVGA半透過型カラー液晶の搭載。モバイルプリンタや携帯電話との連携を可能にするBluetooth Ver.2.0(Class2)を標準装備。VoIPパッケージにも対応できる無線LAN内蔵モデルを用意している。