「TROPICAL 823P」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)

ソフトバンクモバイルは3日、ソフトバンク3G携帯電話の新製品「TROPICAL 823P」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)を発表した。ワンセグおよび防水機能を備えた折りたたみ型携帯電話で女性に向けたポップなボディカラーが特徴。6月下旬以降に発売予定。

本体表面に透明なクリア層を設けることで鮮やかなボディカラーのポップさを一段と増し、シンプルなラウンドフォルムと合わせて南国のリゾートをイメージした世界観を演出している。ボディカラーは、ピュアホワイト、チェリーピンク、マリンブルー、ライムグリーン、メープルブラウンの5色。

正面にはサブディスプレイとイルミネーションを搭載

裏面にはカメラやモノラルスピーカー、バッテリ、FeliCaアンテナ、充電用接点を配置

左側面のヒンジ部にはワンプッシュオープンボタンを配置

右側面には側面上下ボタンを配置

ソフトバンクがマーケティングを行った結果、女性が最も求めている機能が「ウォータープルーフ(防水)」であったということから、防水機能としてIPX5/IPX7等級に対応している。特に、お風呂の中でメールの返信などを行うことを想定し、文字を入力することにこだわり抜いたといい、ネイルアートを施した長い爪でも押しやすいように、波状の立体形状にした「ウェーブタイルキー」を採用している。

また、爪を引っ掛けずに折りたたみを開ける「ワンプッシュオープン」機構を搭載するなど、女性向けの細かい配慮がなされている。

ワンセグ受信機能も搭載しており、高画質技術「モバイルPEAKSプロセッサー」による高精細で滑らかな映像を実現した。フレーム補完などの機能は搭載していないが、春の新製品として発売されたハイエンド機・VIERAケータイ「920P」相当の機能が実装されているという。ワンセグ用アンテナは内蔵型で、横画面による全画面視聴がどちら向きの表示にも対応している。

さらに、ワンセグ防水ケータイ最大(5月31日時点)という、3インチフルワイドQVGA液晶を搭載し、パナソニック独自LSI「UniPhier」と光センサーで画面の見やすさを自動調節する「液晶AI」により省電力で屋外でも見やすい画面となっている。ワンタッチで切り替えられるのぞき見防止機能「ビューブラインド」も搭載し、電車内などでも安心して利用できる。

先端部にはイヤホンマイク端子を兼ねた外部接続端子を配置

ヒンジ部。横画面対応のワンセグケータイだが通常の折りたたみ型だ

イルミネーションのパターンは43種類あるという

防水機能をチェックしているところ

カメラは約200万画素CMOSを搭載し、オートフォーカスや静止画6軸手ぶれ補正に対応。音楽再生機能としては、S!ミュージックコネクトによるWMA形式の楽曲ファイルやSDオーディオ、着うたフルに対応しており、外部メモリーは、microSDHC(最大8GB)に対応しているので大容量のコンテンツも保存しておける。

防水構造だが、バッテリカバーを開くのに特に器具を必要としない

バッテリ下の板を挟んでmicroSDカードおよびSIMカードのスロットが設置される

ボディカラーに合わせた待受画面が用意されている

起動時に電池カバーなどをしっかり閉めるように注意が出るのは、防水ケータイならでは

このほか、おサイフケータイ、PCサイトブラウザ、国際ローミング(3Gのみ)、3Gハイスピード(HSDPA)などの機能に対応しているが、新サービスとなる着デコやダブルナンバーには非対応。BluetoothやGPS、PCメールなどにも対応していない。

通信方式 国内 W-CDMA方式
海外 W-CDMA方式
サイズ 約50×108×17.6mm(折りたたみ時、突起部除く)
重さ 約132g
連続通話時間/待受時間 約220分/約600時間(静止状態、折りたたみ時)
ワンセグ連続視聴時間 約5時間20分
ディスプレイ メイン 3.0インチフルワイドQVGA(240×427ドット)TFT液晶(最大26万色)
サブ 0.77インチ(96×25ドット)有機EL 1色
カメラ メイン 有効画素数約204万画素CMOS(オートフォーカス・手ぶれ補正対応)
サブ
外部メモリー(推奨容量) microSDカード(最大2GB)/microSDHCカード(最大8GB)
カラーバリエーション ピュアホワイト / チェリーピンク / マリンブルー / ライムグリーン / メープルブラウン