日本体育大学は5日、同大学横浜・健志台キャンパスにて北京五輪体操日本代表に選出された内村航平選手の共同記者会見を開催。"体操ニッポン"の若きエース・内村選手は、時折はにかみながら、北京五輪への抱負などを語った。
現在、日本体育大学の体育学科に通う内村選手は、両親が運営する体操クラブ「スポーツクラブ内村」にて3歳から体操を開始。中学卒業後に、名門・朝日生命体操クラブに入門し、2007年にインカレ個人総合優勝、同年ユニバーシアードにて床運動で優勝を果たすなど着実に成長を続けている注目の選手だ。
内村選手にとって小さい頃からの夢だったという五輪出場だが「最近になるまで自分が出場するという実感が沸かなくて…」と無邪気に語る。また、物心ついた頃にはもう体操をしていたと話し、「子どもの頃からよくトランポリンをしていました」とコメント。体操の魅力を問われると「ひねったり回ったりするのが好きなんです」と慣れ親しんできた体操競技に対する"愛"を見せていた。
また、団体総合2連覇がかかる北京五輪では「得意な "ゆか "で、ひねりや回転を頑張りたい。ノーミスを目指し、個人総合でも決勝に残りたいです」と抱負を語っていた。
「トランポリンをやっているときは本当に楽しそうなんですよ」(具志堅監督)と言われ、はにかむ内村選手 |
同大学の体操競技部男子監督である具志堅幸司氏は「子どもの頃から培った感覚が生きているのか、体の感覚が素晴らしいんです。特に、ひねりのスピードと位置感覚に優れていています」と内村選手を評価。「"出る種目はパーフェクト"という目標を目指して頑張ってほしいですね」とエールを送っていた。