ANAクラウンプラザホテルはこのほど、20代~40代のビジネスパーソンを対象に睡眠に関する調査を行い、その結果を発表した。同調査によると、働く女性は休日に「寝だめ」をする傾向にあるという。調査サンプル数は1,106名で、男女比はほぼ同数。

睡眠時間を問う質問では、平日・休日ともに「6時間以上8時間未満」との回答が約半数を占めた。一方で「4時間以上6時間未満」は、平日には43.0%にも上ったが、休日には約3分の1の14.2%に低下。反対に平日には2.8%しかいない「8時間以上10時間未満」が、休日では26.8%と約10倍に跳ね上がった。これは、平日には無理をして睡眠時間を削るが休日にはたっぷり眠るというビジネスパーソンの生活パターンを浮き彫りにしているという。

平日の睡眠時間 (C) ANAクラウンプラザホテル
休日の睡眠時間 (C) ANAクラウンプラザホテル

休日の睡眠についての男女別の集計では、睡眠時間を8時間以上とした人の合計は男性の25.7%に対して女性は34.3%に上った。同社はこの結果について「男性の方が女性よりも睡眠時間が短く、女性は週末に平日よりも"寝だめ"をする傾向があることがわかった」と分析している。

休日の睡眠時間:男女別 (C)ANAクラウンプラザホテル

同じ調査ではこのほか、睡眠に関して何らかの悩みを持つ人が8割にも上る一方で安眠のための対策をしていない人が多いという結果も出ており、同社ではこれらの調査結果を「客室の環境やサービスの改善などにつなげたい」としている。