ソフトバンクモバイルは3日、ソフトバンク3G携帯電話の新製品「923SH」(シャープ製)を発表した。画面が横方向に回転するサイクロイド機構を備える"AQUOSケータイ"の第5弾で、今回発表された新サービスの「着デコ」と「ダブルナンバー」に対応する唯一の機種となる。7月上旬以降発売予定。
ワンセグ受信機能では、録画中でも前の場面に巻き戻して再生可能な「追っかけ再生機能」や、毎秒15フレームの映像を毎秒30フレームに変換することでより滑らかな映像が楽しめる「なめらかフレーム補完」を搭載する。
メインディスプレイは3.3インチフルワイドVGA(480×854ドット)NewモバイルASV液晶(従来機「920SH」では3.2インチフルワイド)、高演色バックライトを新たに搭載したのに加え、色数は約1,677万色(同26万色)となり、前モデルよりさらに大きく自然な色合いの画面となった。
また、"見る"部分だけでなく"撮る"部分でも大幅に機能強化されており、内蔵カメラは有効520万画素のオートフォーカス対応。「6軸手ブレ補正」に加え「動き検出被写体ブレ補正」や「顔優先AF」機能を備え、さらに29mmの広角レンズ(35mm判換算)を採用している。
辞書機能は専用キー「辞書ボタン」を押すことでワンタッチで起動し、内蔵辞書に加えフリー百科事典「ウィキペディア」と連携することにより新語などより多くの語彙に対応する。「地図ボタン」も搭載されており、GPSと連携した内蔵の地図アプリ「Yahoo!地図」や「NAVITIME」をワンタッチで起動させることも可能。
さらに、方向キー中央の決定キーは「光TOUCH CRUISER」を搭載しており、キーをなぞるように指を動かすことで、PCサイトブラウザやメール画面でのスクロールやカーソル移動の操作ができるほか、「モーションコントロールセンサー」も搭載し、本体を振るだけであらかじめ設定した機能の起動が行える。センサーによる歩数計機能にも対応した。
その他、ボタンに関する改良点として、これまでソフトキー直下に配置されていた発話/終話キーが、他機種同様にダイヤルキー上に配置されたことが挙げられる。
シャープ製の液晶テレビ「AQUOS」を利用したサービス「Yahoo! JAPAN for AQUOS」との連携も可能となっている。これは「Y!」ボタンを長押しすることにより専用アプリが起動し、携帯電話の赤外線通信機能をリモコン代わりにしてそのままテレビでYahoo!JAPANにアクセス、操作できるというもの。
また、今回発表された新サービスの「新デザイン絵文字」、「着デコ」、「ダブルナンバー」、そしてトップページがリニューアルされた「Yahoo!ケータイ」のすべてに対応している。
設定メニューに新たに「ダブルナンバー設定」の項目が追加されている |
「ダブルナンンバー設定」もしくは待受け画面から発話キー長押しでモードの切り替えが可能 |
メールも通常のS!メールから回線を選んで送信可能。アイコンは「A」はA回線、「B」はB回線、「D」はデュアルを表す |
リニューアルされたYahoo!ケータイのトップページ。アクセスの高い項目から順に配置されており、端末の解像度や横画面・縦画面に合わせて最適化されたレイアウトで表示される |
左からクリアホワイト、シルキーピンク、ネイビー、ブラック、ワインレッド |
(2106bpm/K-MAX)
通信方式 | 国内 | W-CDMA方式 |
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海外 | W-CDMA方式、GSM方式(900/1800/1900) | |
サイズ | 約50×113×18.6mm(折りたたみ時、突起部除く) | |
重さ | 約135g | |
連続通話時間/待受時間 | W-CDMA網 | 約250分/約350時間(静止状態、折りたたみ時) |
GSM網 | 約240分/約320時間(静止状態、折りたたみ時) | |
ワンセグ連続視聴時間 | 約4時間45分 | |
ディスプレイ | メイン | 3.3インチフルワイドVGA(480×854ドット)NewモバイルASV液晶(最大1,677万色) |
サブ | 0.6インチ(86×16ドット)有機EL(白1行) | |
カメラ | メイン | 有効画素数約520万画素CMOS(顔優先オートフォーカス・手ぶれ補正対応) |
サブ | - | |
外部メモリー(推奨容量) | microSDHCカード(最大4GB) | |
カラーバリエーション | ワインレッド、ブラック、ネイビー、クリアホワイト、シルキーピンク |