エイチワイシステムは15日まで、同社が東京を中心に展開する新感覚の強度料理店7業態10店舗にてフェア「塩で極む郷土の味紀行」を開催している。産直食材のおいしさを、郷土食文化の原点ともいえる塩との組み合わせで楽しんでもらおうとの試みで、7業態の料理長が、それぞれ地元の塩を使った特別メニューを3品ずつ開発し、提供している。
北海道"活"料理「函館」
写真は「函館の逸品! 帆立の湯煮」(900円)。元々船の上で食べられていた漁師料理の湯煮をアレンジし、羅臼産の大粒ホタテ貝を、羅臼昆布、羅臼の天然塩で贅沢に仕上げたという。貝殻を皿にして七厘で焼いて卓上に。他2品は、天然塩と焼き昆布の粉末を混ぜた昆布塩を使う「駒ヶ岳産 地豚の陶板焼き」(1,300円)と「道産モッツァレラと有機野菜の塩オリーブオイル」(1,250円)。店舗は東京・銀座に立地。
秋田郷土料理「なまはげ」
写真は「比内地鶏の葱塩焼き」(980円)。刻んだネギに男鹿半島の天然塩を混ぜ、比内地鶏のモモ肉にのせて焼き上げた一品。ジューシーなネギの風味と、日本三大地鶏である比内地鶏ならではともいえるコクのバランスが絶妙とのこと。他2品は「秋田の海の幸! 旬の鮮魚塩焼き」(一尾680円)、「秋田の山の幸! 旬の山菜天麩羅」(880円)。店舗は東京・銀座と六本木、福岡・博多で展開。
秋田郷土料理「きりたんぽ」
写真の料理は、天然塩で食べてもらう「秋田旬の山菜天麩羅ぜいたく盛り」(1,200円)。他には「比内地鶏の塩炭火焼き」(2本 / 940円)、「手作り竹筒豆腐」(650円)を用意。店舗は東京・銀座に立地。
秋田郷土料理とうどん「稲庭」
写真は「桃豚のやわらか煮 塩スープ仕立て」(980円)。秋田県十和田湖高原の広大な自然の中で育てられた、美しいピンク色をした桃豚を使用。バラ肉ブロックに焼き目を付けた後、塩スープで柔らかく煮込んでいる。他2品は「比内地鶏の塩釜焼き」(880円)、「比内地鶏砂肝と山菜のあっさり塩蒸し」(780円)。店舗は東京・永田町に立地。
石川郷土料理「能登輪島」
写真の「能登豚の塩炉端焼き」(880円)は、能登の天然水で育てた能登豚を使った一品。モチモチとした肉質と口の中で広がる甘さが特徴とのことで、能登の天然塩をかけて炉端で炭火焼きすることにより能登豚の旨味をとじ込めジューシーに仕上がっているという。他2品は「輪島の浜塩トマト」(600円)、「能登山の幸! 旬野菜の炉端焼き」(1,050円)。店舗は東京・銀座に立地。
熊本料理「あまくさ」
写真のは「清和高原トマトシャーベット」(600円)。熊本県阿蘇の清和高原で採れた完熟桃太郎トマトを使っており、塩との相性も抜群という。他には、栗を食べて育った"マロン豚"を使う「マロン豚の溶岩焼き」(800円)、「塩で食す! 幻の地鶏天草大王の刺身」(780円)。店舗は東京・銀座に立地。
鹿児島郷土料理「黒薩摩」
写真は「塩で食す! さつま若しゃもの刺身」(1,780円)。鹿児島から毎日空輸する地鶏・さつま若しゃもの刺身盛り合わせで、部位ごとに異なる繊細な味わいを天然塩で食べ比べてもらう。他には「六白黒豚の塩さっぱり角煮」(950円)、「鹿児島春の香り! そら豆殻焼き」(780円)。店舗は東京・六本木と銀座に立地。
また期間中には、全卓に柚子塩、ゆかり塩、あおさ塩、昆布塩など6種類の塩を用意。ベースはそれぞれ天然塩で、北海道や秋田、鹿児島など各店舗にちなんだ県産の天然塩が使われるといったこだわりよう。食材や調理法、好みによっても"合う"と感じる塩は違うもの。話題の種にも一度試してみてはいかがだろう。