松下、浴室に適した音場設定ができる防水テレビ「ビエラ・ワンセグ」発表

松下電器産業は4日、ポータブル防水ワンセグテレビ「ビエラ・ワンセグ」を発表。5V型の液晶を搭載した「SV-ME75」「SV-ME70」を6月20日に発売する。価格はオープンで、市場価格は、SV-ME75が4万5,000円前後、SV-ME70が3万8,000円前後と予想される。

浴室や水まわりでの使用を考慮し、音場補正機能を搭載した防水ワンセグテレビ「SV-ME75」「SV-ME70」

SV-ME75/70は、JIS保護等級IPX7相当(1mの深さの常温の水道水に沈めて30分後、正常に動作する性能)の防水性能を備え、浴室や水まわりでも安心して使うことのできるテレビだ。ただし、防水テレビとして使用できるのは、バッテリー駆動の場合のみ。ACアダプターのプラグを接続するコネクタ部分は、通常はシリコンのカバーが付けられている状態となっている。ACアダプターを接続する際にこれを外すと、水が浸入するので防水性能を維持できないことになる。バッテリーでの駆動時間は、画面の輝度、音量などによっても異なるが、約2～3時間(ワンセグ放送を見る場合)。

主な特長は、浴室内などで使用する際に便利な音場設定機能を装備した点。「反響音を抑える」をオンにすると、浴室でテレビを視聴する際のエコーがかかったような残響を抑え、テレビの音を聞き取りやすく調整する。また、同機能には、騒々しい場所で視聴する際に有効な「小声を大きくする」モードも用意されている。

両モデルとも、SDメモリーカードスロットを装備(SDHCメモリーカード対応)。SV-ME75は録画機能を搭載しており、予約録画も可能となっている(SV-ME75には、1GBのSDメモリーカードが付属する)。また、テレビとしてだけではなく、メディアプレーヤーとして使えるのも特徴。SDオーディオ規格に対応しており、音楽管理ソフトSD Jukeboxが付属するほか、フォトビューワ機能も装備する。

搭載している液晶パネルは、VIERAとしては初めてとなる5V型ワイドQVGA(480×272画素)。同社によると、画面サイズは小さいが、それでも、フルサイズのVIERAと同じ方向性の絵作りとなっているとのことで、シネマ用の画面モードなども装備されている。