アジア最大規模のコンピュータ見本市「COMPUTEX TAIPEI 2008」が3日(現地時間)、台湾・台北で開幕した。台北世界貿易センターを中心とした従来の会場のほか、今年から新たに南港展覧館が展示会場に加わったことで、出展企業数は1,725社、ブース数は4,492と、昨年(出展企業数1,333社、ブース数2,926)から大幅に増加。例年以上に巨大なイベントとなっている。

新会場となる南港展覧館。今年は主要メーカーの展示は主にこちらで行われている。ところで、この南港展覧館と台北世界貿易センターは距離が結構離れており、いつも足として使っているMRTも届いていないので、取材にはちょっと不便だったりする

初日の早い時間だったからなのか、まだ準備真っ最中のブースなども見受けられた。会期中にいきなり展示内容が更新され、見たこともないようなブツが出たりもするので油断できない

この手のイベントでは世界中でおなじみだったりするThermaltakeの宣伝軍団も絶賛準備中

開催初日である本日は、その南港展覧館の様子を軽くプレビューしてみたい。出展ブースではNehalemプロセッサ向けのIntel X58搭載マザーなど、未発表の最新製品もいくつか発見できた。

Intelブースにはいつものマザーボードの壁。「Intel 4 Series」と書いてあるのだが、よく見てみると……

むむっ!? なぜか4 Seriesに混じって「Tylersburg」(Intel X58チップセット)が

Intel純正のX58マザーボード。今回も"ドクロ"の絵が入っていた

そのX58マザーにデスクトップ向け「Nehalem」プロセッサを組み合わせた実働デモ機も普通にプレイアブル展示。ブーススタッフは笑顔で「これが世界一速いデスクトップだよ」

こちらはG45チップセットを搭載したMini-ITXマザーのデモ。統合GPUでHDコンテンツをデコード再生中。このマザーボードは120ドルくらいで発売予定だそうだ

「Montevina」こと「Centrino 2」のノートブックPCも登場している

そしてこちらが「Montevina」をデスクトップで使えるMSIのMini-ITXマザー

Atomプロセッサを搭載し、Wind Bordと名付けられたMSIのMini-ITXマザー。HDコンテンツの再生中で、3枚スタックで使ってもワットチェッカー計測の消費電力が計86W前後しかないというデモ

スリムタイプの外付け光学ドライブ? と思ったら「Menlow」プラットフォームを利用した超小型PCだった。しかもファンレスだ

展示だけでなく、会期中は各メーカーによる特別イベントなども数多く予定されているので、それらも含め連日レポートをお届けするつもりだ。COMPUTEX TAIPEI 2008の会期は本日から7日まで。今年も見逃せないイベントになることは間違いないだろう。

COMPUTEXのマスコット「Mr. Plug」&「Mrs. Plug」。公式マスコットなのに、いつもなら会期いっぱい取材していても数回しか会えないようなレアな2人の2ショットに遭遇。今年はいいことがありそう

さて、COMPUTEXといえば……もちろん「素敵なお姉さん」だ

由来もコンセプトもわからない微妙な着ぐるみや、見たこともない武器を持つどこかで見たことのあるアレとか。COMPUTEXは今年も熱いぞ!