メタデータ編集機能が追加された「Songbird 0.6」のRC2が公開

Pioneers of the Inevitableは5月31日、オープンソースのジュークボックスソフト「Songbird 0.6」のリリース候補第2版 (RC2) を公開した。対応プラットフォームはWindowsとLinux / x86、およびMac OS X。

近日の正式リリースが予定されているSongbird 0.6では、Firefox / Geckoベースのアプリケーション開発キット「XULRunner」用に新しいメモリアロケータ「jemalloc」を実装。WindowsとLinux版において、要求されるメモリ容量 (メモリー・フットプリント) が15~20%低減された。全体的なパフォーマンスも向上、スクロールやフィルタリングなど、サウンドライブラリを高速に扱えるようになった。Mac OS X版では、QuickTime Playbackアドオンの機能強化により、再生開始までの時間が大幅に短縮されている。

楽曲のメタデータにも対応。曲名やアーティスト名、コメントなどを編集できる「メタデータエディタ」が強化され、ファイルに編集後のメタデータを書き戻す機能が装備された。ID3タグのハンドリングには、KDEの「TagLib 1.5」を使用、MP3やM4A、Ogg Vorbisといった主要なサウンドファイルをサポートする。

新しい周辺機器用APIの採用に伴い、iPodアドオンの全面的な書き換えを実施。WindowsとLinux、Mac OS Xの全プラットフォームにおいて、ライブラリ操作時の応答性が向上した。Windows版では、MTPデバイス用アドオンの改良が行われ、対応機器も増加している。