中国lenovoは29日(現地時間)、6月10日から12日までの3日間に夏季五輪を運営するBOCOG主導によって行われる、2008年北京五輪競技会に向けた包括的テクニカル・リハーサルにおいて、300名以上の同社エンジニアと数千台の同社製PCを配備し、すべてのシステムを対象とした最も厳しい最終テストを実行すると発表した。
同社は、北京の組織委員会にデスクトップパソコン、ノートパソコン、モニタ、サーバを含む3万台以上のコンピュータ機器を提供している。今回のテクニカル・リハーサルに先立ち、様々な競技を含む「グッドラック北京」運動競技会において、同社は2万台を越える同社製機器を投入し、1年以上にわたって競技会場で活動する予定の580人の同社エンジニアが機器のテストと微調整を実施してきた。なお、このテスト・イベントは6月1日に終了する。
今回のテクニカル・リハーサルは、競技会で最も忙しくなる3日間を想定して行われるもので、競技会で使われる各種機器と数千名のエンジニアが参加する。機器の紛失、ケーブルの切断、セキュリティの破綻、停電などを含むあらゆる問題やシナリオがテストされ、各会場に配置されるコンピュータ機器の約95%がこれらの問題を解決できるかがテストされる。
同社オリンピック・マーケティング担当副社長のアリス・リー氏は次のようにコメントしている。「レノボは、『グッドラック北京』イベントが成功裏に終了し、我々のハードウェアの基幹と、北京五輪競技会をあらゆる局面でサポートするエンジニア・チームの強さが証明され、大変嬉しく思っている。次の挑戦は、すべてのテクノロジー・システムを働かせ、予想されるあらゆるトラブルに対応するための包括的リハーサルであり、これはBOCOGの指揮下で行われる。我々は、世界最高の技術が盛り込まれた自社のPCと、我々のエンジニア・チームがこの挑戦に応えることができると信じている」。