フックアップは米Lynx Studio TechnologyのPCI Express対応オーディオインタフェース「AES16e」を6月6日に発売する。価格はオープンで、実売予想価格は12万3,900円前後。同社は2004年に16チャンネル入出力、最大192kHz、デジタルオーディオ信号の規格であるAES/EBUフォーマットに対応した世界初のPCIカード型オーディオインタフェース「AES16」を発売した。AES16eはこのAES16をベースに開発されたPCI Expressカードタイプのオーディオインタフェースだ。

16チャンネル入出力をAES/EBUフォーマットで実現するPCI Expressバス対応オーディオインタフェース「AES16e」

AES16eは最大24bit/192kHz、AES/EBUフォーマットでの16チャンネル入出力に対応する。入出力はトランス結合で、高性能オンボードミキサー、外部同期時のジッターを3000:1で軽減するSynchroLockシステムを搭載。双方向で2.5Gbit/sの高速転送が可能なPCI Expressバスを採用。最適化されたDMAエンジンによって安定度を増したパフォーマンスをASIO、WDM、CoreAudioといった各種ドライバで実現しているという。同製品は標準モデルのほか、16チャンネルで最大レシオ16:1、ダイナミックレンジ144dBというスペックのサンプリングレートコンバータを実装した「AES16e-SRC」も同時発売。価格はオープンで、実売予想価格は13万4,400円前後。AES16e/AES16e-SRCの対応OSはWindows XP /VistaおよびMac OS X v10.4以降。

なおAES16e、AES16e-SRCともケーブル類は別売。別売ケーブルとして、AES16eのDB26コネクタからXLRコネクタに変換する「CBL-AES1604」(オープン価格、実売予想価格8,400円前後)、DB26コネクタからヤマハデジタルフォーマットDB25コネクタに変換する「CBL-AES1605」(オープン価格、実売予想価格7,875円)も同時に発売される。

またPCI対応のAES16に8チャンネルで最大レシオ16:1、ダイナミックレンジ142dBのサンプリングレートコンバータを実装した「AES16-SRC」も同時発売。価格はオープンで、実売予想価格は16万5,900円前後。こちらはケーブルが付属する。