日産自動車は29日、シートベルト着用の促進を目的に、「低フリクションシートベルト」「後席シートベルト自立バックル」を6月に発売する「ティアナ」以降、今後発売される新型車に順次セットしていくことを発表した。現行モデルについてはマイナーチェンジなどの際に順次導入する予定。3年以内に日本向けの全車(商用車、OEM車など一部車種除く)に導入させるとのこと。

シートベルトの着用を促進させる取り組みの一つだという

低フリクションシートベルトとは、引き出し易く着用時の快適性を向上させたシートベルト。引き出し時の抵抗約10%、着用時の圧迫感を約20%それぞれ低減させたという。また後席シートベルト自立バックルは、差込口の位置が分かり易く、装着しやすいよう、自立させたシートベルトバックルだ。

同社では、2015年に同社車がかかわる死亡・重傷者数を半減させる(1995年比)という目標を掲げ、安全なクルマづくりだけでなく、交通環境への取り組みやドライバーへの啓発活動などに取り組んでいる。